「春を背負って」を一気読みしました。
山岳小説というより、山を舞台に
父の後をついで山小屋を経営する主人公と
周囲の人々との関わりが描かれたもの。
ハラハラするスリルはないですが
すっと読めてさっと想像できる描写で、
奥秩父の山小屋に泊まったような気分になりました。行ったことないですが。
小屋のノウハウを教えている、父の後輩のゴロさんというホームレスのおじさんの人生観や年齢による切ない感じと、ゴロさんを必要とする主人公の関係に心温まる感じです。
映画になっていて、観る気はなかったけれど、youtubeで予告編を観て、主題歌と映像の綺麗さにつられ、観てみました。
映像は綺麗で、伝えたいこともわかるのですが、物足りない感は否めませんでした。
ただ、ゴロさん役のトヨエツはカッコいい。
春の小屋開き時期にゴロさんが現れ、今年も春までゴロさんが生きていて、またゴロさんのいる小屋生活が始まるホッとするタイトル通りの感じを期待しましたが、ちょっと違った。
どんな大物の監督でも、
やっぱり原作が好き。
そして実物の山が好き。
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