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シュラフを自作する前は、主にファイントラックのポリゴンネスト4*3を使っていたのですが、自分が寒がりなのか寝ていると結構上からの冷えを感じて、単品使用なんてもってのほかで、わりと着込んでシュラフカバーかけて寝る場面が多くあり、それでも寒いときは上からエマージェンシーシートやぷちぷちを掛けて寝ていたので、総合的に見ると重量面で結構重くなっていたのがネックでした。
特に上からの冷えを感じることが多々あったので、次にシュラフを買うときは下はいらないから、とにかく上に厚みのあるキルトタイプの化繊シュラフが欲しいなと思っていろいろ探していたのですが、なかなか自分の望むような対応温度かつ重さのキルトタイプで化繊の商品がなかったので、思い切って自作しようかと考えていました。
そこで、まず化繊中綿を何にしようか探していた時に見つけたのが、同じ厚さのダウンに比べて約2倍暖かいという宣伝文句の3M社のシンサレートでした。
シンサレートの詳しい説明は同社のHPに乗っているので割愛します。気になる人は下のURL見てみてね。(同じ厚さ(体積)ではなく、同じ重さ(質量)ならどう考えてもダウンの方が暖かいんですけどね汗)
https://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/thinsulate-jp/
すいません前置きが長くなりましたが、楽天市場の手芸屋さんでシンサレートのキルト芯がメーター売りで売っていたので早速購入してみました。
今回買ったのは、“シンサレートハイロフト HL-160”で、ハイロフトの中でも最厚手の16mm厚のキルト芯です。16mmといってもフワッフワなので実際は20mm厚位になります。それを2m購入。生地幅は125cm。
で、それを180×120の大きさにカットして、シュラフカバー替わりのエスケイプライトビビィにそのまま突っ込む(笑)【写真1枚目】
で、寝る。はい完成(笑)【写真2枚目】
※写真はイメージです。ピクルスのかえるちゃんを代用しました。
なおこの後、実際にこのシュラフで寝てみました。着ていたものはユニクロの薄手のスエット上下のみ。寝る前は13.0度で朝起きたときは10.9度、湿度は55%前後という自室環境でした。
ちょうど夏の涸沢野営場の気温くらいでしたが、起きたときはちょっと寒さを感じながら寝ていた感がありましたが、途中で一度も目覚めることなく朝まで寝ることができました。
縦走時に持っていくちゃんとした服装で寝ていたなら、夏の涸沢(2400m付近)あたりなら寒さを感じずに朝まで寝れそうです。
がっつり着込んでペットボトルやプラティパスで湯たんぽ作って抱いて寝れば、夏の3000m稜線上でもなんとか朝まで寝れるのではないかと思います。(体感温度は個人差あるので一概には言えませんが汗)
ただ、このお手軽キルトシュラフにもデメリットがあり、20mmもあるフワッフワの化繊生地であるがゆえにどうしてもかさばってしまいます。ポリゴンネストと比べたところ【写真3枚目】
オガワンドのキューベン製のスタッフバッグ(Mサイズ)にむりくり押し込んでみましたが、ポリゴンネストと比べて大きいかなぁ。
あとは、キルト芯むき出しなので手足がガサついていると生地に引っ掛かります。面ファスナーとかもくっ付きますのでご注意を!!
さて最後に重量ですが、180×120にカットして343g。それにシュラフカバー144gなので合計487g。ポリゴンネスト4*3が単品450gでカバー重量を足すと594g。その差107gの軽量化に成功です!
使用下限温度7度くらいでシュラフカバー込みの化繊シュラフで500g以下なら、なかなか優秀かと思いました。夏の縦走で早く実践投入してみたいです^^
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