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ウルトラライトＵLの定義は、
『消耗品抜きのザック重量即ち、ベイシックウェイト10ポンド以下即ち、4535ｸﾞﾗﾑ』
だそうで、ザック以外は計算外でいいのだそうだ。
また、慣例的に杖も含まないらしい。ならば腰にさすナイフや鉈の類いもか？
で、だ、夏山とすれば、このウルトラライトの基準なら今時多少軽量化を考えている登山者ならば普通の山道具屋さんで手に入る品物で簡単にあつらえられる。
なにも仰々しくド高い特別な道具を特別なお店で求めるまでもない。
要は、工夫する気があるか否か？である。
さらに、
サブ・ウルトラライトと言うジャンルがあって、これは
5ポンド即ち、2265ｸﾞﾗﾑ以下にベイシックウェイトをおさめると言うものだ。
が、これも夏山赤線ルート一,二泊ならば、さほど難しくはない。
やや勝手が、違うが慣れだ。
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例えば、写真の装備は以下の通り。
Aﾊﾟﾀｰﾝ;シュラフ無しエスケープビビィ250ｸﾞﾗﾑ
計1689ｸﾞﾗﾑ
■シェルター408
ゲートウッドケイプ(320)
→これは、やや特殊だが晴れ予報低山ならばポンチョタープで良い。
ステイク(フリーライト・チタンネイル8×2､チタンピン6×2計,28)
→足りないぶんは枝か石、ネイルで下穴あけて。
サバイバルブランケット改200×80(60)
⚫寝具320
⭕エスケープビビィ(250)
エバニューULマット100×50センチ,厚9ミリ(70)
⚫雨具衣類475
ピークシェルパンツ(120)
mont-bellダウンジャケット(150)
mont-bellLWロングシャツ(125)
アクシーズクイン手袋(30)
ウインドシャツ・クナド(50)
■utility387
日用品ファーストエイドキット(251)
クッカー(55)自作五徳風防(41)エスビット用缶(5)
エバニュー1500水筒35
⚫mont-bellバーサライト15リットル(99)
計1689
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■その他計算外
mont-bellポーチ
ｶﾞﾗ携帯
財布(ジッパー付ビニール)と金
280ミリ空のﾍﾟｯﾄﾎﾞﾄﾙ(水筒)
sol コアナイフ
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山なれた人なら、夏山アルプスでも、一泊か二泊なら＋雨具上で問題無いのではないか？
で、あとは贅沢のおはなしになる。
………山慣れてない人、小屋泊まり派、常に集団の方は、全く話が別で、この話は無縁、むしろ百害の可能性あり。失礼しました。……
ま、雨の確率が高ければ当然、雨具上＋。
バーサライトなら160ｸﾞﾗﾑ
→ポンチョ、ケープはセパレート雨具の代わりにはならない快晴70以上の保険程度。
傘の代わりに近い。かつ、最高の休憩時の防寒具。かつ、グランドシートや座蒲団やシュラフの上掛け……
シェルターとしての自由度はタープ(やや大きめ8×6フィート以上)の方があるから、セパレート雨具を持つときは、タープでもいい。重さはほぼ同じ。
上記組合せは、たいていの人にはさほど無理なくうけいれられるとおもうのだが……如何？
最も留意すべきは、就寝時の防寒と、濡れ対策。
三泊以上の縦走ならば、若干の衣服と、もう少し容量が大きく、できればも少し丈夫なザック。
小生は、
ゴッサマーギアー・ミニマリスト旧タイプ(内部用量18リットル＋カンガルーポケット6リットル)で南アルプス縦走した。
その時は、スイングタープ(9×9)と、エスケープビビィ、マットはホムセで買った風呂の内蓋用4ミリ銀マット
失敗は銀マットくらい。
地面からの冷えが防げなかった。で、エニューＵLマットにした。
→保険にホカロンは必ず持つこと！
これでも、初冬の蓼科山で安眠できなかったので半身二枚重ねになるように改造した。
今は、一二泊ならエアマット・オゾン、冬はリッジレスト、他は二枚のＵLマットとホムセマットを切った足の部分を場合により組み合わせている。Zライトはお蔵入り。
話を戻す。
上記をベースに、寒さによってシュラフを変えて、パジャマ用もも引き(mont-bellタイツ115ｸﾞﾗﾑ)、さらに替えの靴下(デクセル防水靴下60ｸﾞﾗﾑ、mont-bellサイクルソックス29)で基本的には足りてしまう。……最近はだいたい三泊までなので……
盛夏でなければ更に、化繊綿かフリースの、ジャケットやベストや腹巻きが必要かもしれない……そのあたりは状況に応じて……。
あとは、ベイシックウェイトに入らない行動着と、消耗品(食料、燃料)が、変わるだけだ。
上記着替え(もも引き、靴下二枚)とシュラフとザックを変えてみる。
ザックは、エクスペド・クラウドブラスト25。
→防水。バンジーゴム付だからマット外付け可。普通に山屋さんで売っている。
シートゥサミットでもいいかもしれない。
B.ﾊﾟﾀｰﾝ.⭕UDD 280(420)ザック(250)衣類(205)
計2394 ｸﾞﾗﾑ
C.ﾊﾟﾀｰﾝ.⭕UDD 380(720)ザック(250)衣類(205)
計2694 ｸﾞﾗﾑ
と、春秋用ダウン380ｸﾞﾗﾑシュラフでもサブウルトラライトに入りそうだ。
で、一度 サブウルトラごっこをやってみると
⭕ウルトラライトなんて余裕！。
残りの、5ポンド前後は何に使いましょう？って話になる。
この５ポンドを『自由裁量分』にして、各人旅の個性にすれば如何であろう？
以下一例。
多分、はまる人にはハマるが一般に一番抵抗があるのは
フロアレスシェルターではないか？
で、ファイントラックのツェルト。となり勝ちだが。
ツェルトは おすすめしません。
……むかしは使っていたがひとにやってしまった。
ツェルトにするくらいなら、裁量分で『普通のテントにしよう』
ツェルトもロープやステイクやシートで500ｸﾞﾗﾑくらいにはなるし、多分シュラフカバーが要るはずだ、トレックライズ1250ｸﾞﾗﾑとの差はカバー考えなくても750ｸﾞﾗﾑだ。(私は自立式テントにステイクは持参しません。石で十分)
まだ、1500ｸﾞﾗﾑ自由裁量分は残る。
あるいは、全てをビールに捧げても良い。2リットルの生樽がぶ飲みの幸福。
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この減量後の自由裁量分と言う楽しみ方は、ライトウェイト20ポンドからウルトラライトでも同様だ。
トラディショナル35ポンドからライトウェイトでも……
9000ｸﾞﾗﾑ→4500ｸﾞﾗﾑに、まず減量して、4500ｸﾞﾗﾑの快楽を見つける。
また悦ばしからざるや、だな。うん。
勿論、重さは不自由であるとともに、道具は自由のためでもあるので、軽さの自由より、重荷の自由をとると言う反ＵL(アンチウルトラライト)も大いにあり得る。
小生も、背負子にクーラーボックス一人焼き肉ビアホール、と言うのもたまーにやる。
色々ためして、どこか自分なりの落としどころの快楽ウェイトを見つけるのがまた楽しい。
因みに現在の小生は、パックウェイトで8〜10�圈�
以上。
兀狄gotuteki 山人記
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