青森県のローカル紙東奥日報(とうおうにっぽう)に岩木山でのスノーモービルに関する記事が掲載されました。
記事によると、スノーモービルが原因で岩木山山頂神社の屋根が破損したと見られるようです。
この記事以外でも樹木の損傷や猛禽類をはじめとする生態系への悪影響は以前からも問題となっていましたし、この記事にもあるように登山者、スキーヤーにとってもケガの原因となりうる問題があるようです。
私の住む宮城県では、船形山系でスノーモービルをよく見かけます。
善良な方は私有地や冬期閉鎖道路を中心に楽しんでいますが、そうでない方は生態系を脅かすような場所へ乗り入れています。
宮城県では特別な対策をとっていないばかりか、違法行為に該当するという認識はないようです。
全国的に見ても何か大きな問題に発展しない限り、法律や条令での規制は今後もできてこないと思われます。
そして、大きな問題が起こってからはでは遅いということは、多くの方が認識していることと思います。
マイノリティである雪山登山者からの問題提起では他者の賛同を得られないように思います。
今回の記事のように、社殿が破壊されたことのように法律に照らし合わせても明確に過ちであることを多くの方が認識する必要があると思います。
雪間登山者の目線で困ったことに気づいた時に,管轄の役所に苦情を申し立てることは小さな活動に違いありません。
しかし、件数が増えていくことで役所を動かす大きな力になるかもしれません。
可能であれば、ある程度車体を認識できるレベルの画像や映像とともに苦情を申し立てるとなお効果的だと思います。
その際、見かけた場所が明確な禁止エリアであるのか、許可されたエリアであるのか確認することを忘れないでください。
不明の場合でも自然環境や登山者の安全などのために規制を求める声も必要です。
迷惑で悪質な行為には、世論を動かして規制に向かう必要があると思います。
お互いが気持ちよく過ごせるように、許された場所のみで楽しんでいただくよう働きかけることは登山者にとって無益ではありません。
スノーモービルという乗り物が悪いわけではありません。
操る人間の側に問題があるのです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190330-00000001-webtoo-l02
初めてコメントさせていただきます。
今年2月、田代岳で山頂ドームを上り下りするスノーモービルの集団に遭遇しました。
弘前のグループで田代相馬林道経由で来たそうです。
新聞記事のグループと同一かは分かりませんが、やはり山頂の鳥居や雪に埋まった祠など気にせず走り回ってました。
地元の秋田県や大館市はそれぞれのHPで乗り入れ自粛を呼びかけてますが効果は無いようです(2/8から乗り入れ規制)。
私も写真や動画を撮影したので、秋田県に連絡してみたいと思います。
https://yossy1904.exblog.jp/30120449/
コメントありがとうございます。
立ち入り禁止区域であることを伝えたうえで集団走行を続けるさまを見せつけられた時の心中お察しします。
お写真からすると、個人の特定も可能なレベルの鮮明度ではないかと思います。
早々に規制の効果が現れることを期待しています。
冬期閉鎖の道路でかつバリケードがないところやバリケードよりも高く雪が積もる場所は、スノーモービルにとって進入しやすい場所と思われます。
そうした場所から続く山は、スノーモービルにとっても魅力なのだと思います。
実行力のある規制の実現には、マンパワーが必要不可欠だと思います。
そのマンパワーが不足しているからこそ、こうした思慮に欠ける行為が横行してしまうのでしょう。
少しずつでもいいので、悪質走行についての苦情申し立てと具体的対策についての要望を重ねていくことが大事だと思います。
情報ありがとうございました。
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