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日本山岳スポーツクライミング協会が主催し、長野県の栂池高原スキー場とバックカントリーエリアを会場にしています。
この大会は、アジアで唯一のバックカントリーエリアでのレースであり、国内最高峰の大会です。
山岳スキー競技の運営委員をしている都合、一日目はスタッフとしてコース誘導やら開会式の準備やらと動いていまして、レースとしては二日目のインディビジュアルに出場してきました。
私は2017年の第11回大会からレースに参加をしており、たいした力量もないのでショートコースという少し難易度の下がる部門で出場を続けています。
ショート部門は正規の部門である国際規格と比べて、30%くらい負荷が減っていると思いますので、マラソンに例えるとフルマラソンに対しての30kmくらいかなと思います。
レースで使われるコースは、移動距離12km弱、獲得標高1,100mを越えますので、日頃からトレーニングを積んでおかないと完走はできません。
初めて出場した2017年は高をくくって3位に終わり、雪辱を期してのぞんだ2018年は惜しくも2位に、そして今度こそはと挑んだ2019年でやっと、やっとの初優勝を成し遂げることができました。
優勝といってもそれほど相対的評価の高いものではないのですが、ある部門の頂点に立てたことは嬉しく思います。
この部門に関しては、堂々と日本一を名乗れます。
直前に応援いただいた皆さま、ありがとうございました。
日頃から日本選手権に向けてトレーニングを積んでおりましたが、毎度のこと栂池の雪質に手こずっています。
普段の活動エリアでは体験したことのないひどく難しい雪質であることばかりで、満足に滑走できません。
簡単に言えば、経験値と技術力の不足であり、スキー競技者として未熟と言わざるを得ません。
こんな悪雪を克服するためにはどんな練習をしたらよいかと考えると、悪雪を何度も何度も滑って、コツを体得するしかないのだと思います。
そのために頭を使い、身体をどう動かすのをよく理解してトレーニングにのぞまなくてはなりません。
今シーズンもまだ山を滑ることはできますので、なるべく悪雪を狙って技量を高めて行こうと思います。
レース直前に滑りにいった栗駒山中腹の揚石山南斜面の雪は、今シーズンでもっとも滑りにくい雪だったと思います。
しかし、その雪をはるかに凌駕するほど栂池の雪は滑りにくかったのです。
前日の降雨に加えて、湿り雪の新雪がストップスノーとなり、大変難儀なコンディションを作っていました。
登りで作った貯金を滑りで帳消しにするほど滑りで失敗し、運が悪ければ優勝を逃したかも知れません。
優勝という結果は喜ばしいことですが、その内容はひどいものであったと反省しています。
日本選手権は、自分自身にとっては今シーズン最後のレースとなりましたが、今季最後の国内レースが八方尾根で開催されます。
4月14日(日) 八方尾根大バーティカルレース
八方尾根スキー場のゲレンデ内で開催されるレースで、バーティカルという登りだけの部門と滑走も含めた総合部門とがあります。
さすがに二週続けて白馬通いはできないので、エントリーはしませんでした。
もう少し近くに住んでいたら出てみたいレースです。
※写真 無事トップでフィニッシュラインを通過できました。
優勝おめでとうございます。栗駒の早朝トレなどの努力の賜物ですね。日曜日栗駒もストップスノーで滑りはイマイチでしたが、そんな山も楽しいです、つまりいつ行っても山は楽しいという事ですね。まだまだ通いたいと思います。
ありがとうございます。
みなさんによい報せができて、ほっとしています。
周囲からは、「なぜショートに出るのか!!」とおしかりを受けていたのですが、どうしてもショートでもいいから優勝したかったのです。
達成できて安心しました。
栗駒もストップスノーでしたか。
栂池は、新雪の湿り雪+黄砂でスーパーストップスノーでした。
ポールを折る人が数名いましたし、スキーを折ってしまった人もいました。
改めて過酷な競技であることを実感した次第です。
明日も山に行ってきまーす。
おめでとうございます。
日本一ってスゴいです(^-^)👍
ありがとうございます。
選手層も薄く、強い選手が出ないカテゴリーなのでラッキーだっただけです。
でも、一応日本一を名乗れます。
essanさんもロングトレイル完走おめでとうございます。
違った競技とはいえ、あれだけの距離を走破できることは素晴らしいと思います。
それにしても、丹羽さんが一緒に写ってくれるなんて楽しいレースでしたね。
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