ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > cafemonteさんのHP > 日記
2019年04月08日 15:47スキー全体に公開

第13回山岳スキー競技日本選手権

4月6日(土)と7日(日)の両日で、山岳スキー競技日本選手権が開催されました。
日本山岳スポーツクライミング協会が主催し、長野県の栂池高原スキー場とバックカントリーエリアを会場にしています。
この大会は、アジアで唯一のバックカントリーエリアでのレースであり、国内最高峰の大会です。
山岳スキー競技の運営委員をしている都合、一日目はスタッフとしてコース誘導やら開会式の準備やらと動いていまして、レースとしては二日目のインディビジュアルに出場してきました。

私は2017年の第11回大会からレースに参加をしており、たいした力量もないのでショートコースという少し難易度の下がる部門で出場を続けています。
ショート部門は正規の部門である国際規格と比べて、30%くらい負荷が減っていると思いますので、マラソンに例えるとフルマラソンに対しての30kmくらいかなと思います。
レースで使われるコースは、移動距離12km弱、獲得標高1,100mを越えますので、日頃からトレーニングを積んでおかないと完走はできません。

初めて出場した2017年は高をくくって3位に終わり、雪辱を期してのぞんだ2018年は惜しくも2位に、そして今度こそはと挑んだ2019年でやっと、やっとの初優勝を成し遂げることができました。
優勝といってもそれほど相対的評価の高いものではないのですが、ある部門の頂点に立てたことは嬉しく思います。
この部門に関しては、堂々と日本一を名乗れます。
直前に応援いただいた皆さま、ありがとうございました。

日頃から日本選手権に向けてトレーニングを積んでおりましたが、毎度のこと栂池の雪質に手こずっています。
普段の活動エリアでは体験したことのないひどく難しい雪質であることばかりで、満足に滑走できません。
簡単に言えば、経験値と技術力の不足であり、スキー競技者として未熟と言わざるを得ません。
こんな悪雪を克服するためにはどんな練習をしたらよいかと考えると、悪雪を何度も何度も滑って、コツを体得するしかないのだと思います。
そのために頭を使い、身体をどう動かすのをよく理解してトレーニングにのぞまなくてはなりません。
今シーズンもまだ山を滑ることはできますので、なるべく悪雪を狙って技量を高めて行こうと思います。

レース直前に滑りにいった栗駒山中腹の揚石山南斜面の雪は、今シーズンでもっとも滑りにくい雪だったと思います。
しかし、その雪をはるかに凌駕するほど栂池の雪は滑りにくかったのです。
前日の降雨に加えて、湿り雪の新雪がストップスノーとなり、大変難儀なコンディションを作っていました。
登りで作った貯金を滑りで帳消しにするほど滑りで失敗し、運が悪ければ優勝を逃したかも知れません。
優勝という結果は喜ばしいことですが、その内容はひどいものであったと反省しています。

日本選手権は、自分自身にとっては今シーズン最後のレースとなりましたが、今季最後の国内レースが八方尾根で開催されます。
4月14日(日) 八方尾根大バーティカルレース
八方尾根スキー場のゲレンデ内で開催されるレースで、バーティカルという登りだけの部門と滑走も含めた総合部門とがあります。
さすがに二週続けて白馬通いはできないので、エントリーはしませんでした。
もう少し近くに住んでいたら出てみたいレースです。

※写真 無事トップでフィニッシュラインを通過できました。
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:492人

コメント

RE: 第13回山岳スキー競技日本選手権
優勝おめでとうございます。栗駒の早朝トレなどの努力の賜物ですね。日曜日栗駒もストップスノーで滑りはイマイチでしたが、そんな山も楽しいです、つまりいつ行っても山は楽しいという事ですね。まだまだ通いたいと思います。
2019/4/8 19:11
RE: 第13回山岳スキー競技日本選手権
ありがとうございます。
みなさんによい報せができて、ほっとしています。
周囲からは、「なぜショートに出るのか!!」とおしかりを受けていたのですが、どうしてもショートでもいいから優勝したかったのです。
達成できて安心しました。

栗駒もストップスノーでしたか。
栂池は、新雪の湿り雪+黄砂でスーパーストップスノーでした。
ポールを折る人が数名いましたし、スキーを折ってしまった人もいました。
改めて過酷な競技であることを実感した次第です。

明日も山に行ってきまーす。
2019/4/8 19:18
RE: 第13回山岳スキー競技日本選手権
おめでとうございます。
日本一ってスゴいです(^-^)👍
2019/4/9 0:05
RE: 第13回山岳スキー競技日本選手権
ありがとうございます。
選手層も薄く、強い選手が出ないカテゴリーなのでラッキーだっただけです。
でも、一応日本一を名乗れます。

essanさんもロングトレイル完走おめでとうございます。
違った競技とはいえ、あれだけの距離を走破できることは素晴らしいと思います。
それにしても、丹羽さんが一緒に写ってくれるなんて楽しいレースでしたね。
2019/4/9 18:58
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する