今日は大震災の月命日。あの日、何をしていたかというと午前のうちに母を介護施設に訪問し、顔を見てから家に戻ってパソコンで家計簿を入力していた。
突然の大きな揺れに見舞われ、何もできない。必死に机の下に潜り込みデスクトップのでかいパソコンが落ちてこないように祈っていた。
揺れは5分ぐらいで収まったが停電してしまい、急いで近所の電気店に駆け込み、電池を束で買った。真っ暗な店内で「おつりはいいです」と1000円札を店員さんに渡したと思う。
強い揺れが何度も続いて、家の中にいられない。ダウンを着こんで、車に避難し、エアコンを最低にしてテレビをつけた。案の定、大津波警報が出ていて、その晩、つらい映像を車の中で見た。
夜が明けたが停電は復旧しない。何とか持ちこたえた家に戻って、つぶれても大丈夫なように2階でしばらく過した。家の中はめちゃくちゃで仏壇は一回転していた。ただ仏壇以外の家具は固定してあったので、何とか踏み場はあった。
布団に入って、ラジオを聞いて過ごした。流れてくるのは緊急地震速報と、家族の安否情報が繰り返された。
緊張のあまり吐いてしまい、お医者に駆け込んで点滴を打ってもらった。停電で煮炊きができなかったが、石油ストーブがあったのでそれでおかゆを煮て食べた。
しばらくすると、お店が開くようになって買い込んだのはラーメンとチョコレート。頭がボーーとしてしまっていて、お米はあるし、味噌もあるし、何を買っていいのやらだった。
ガソリンも制限があって10リットルぐらいしか入れられない。灯油もキャスターにポリタンクを乗せて、ガソリンスタンドまで買いに行った。一回に5リットルぐらいの制限だったと思う。
そんなこんなで1週間ほどで停電は復旧し、人間らしい生活がなんとか戻ってきたが、緊急地震速報が毎日流れる生活(感覚的に)はその後3年ほど続いた。震度5クラスが一週間に一度(感覚的に)来ているような気分で過ごした。
毎月、11日が来るとあのコワかった日を思い出し、泣きたくなる。火山列島でもある日本、地震からは逃げられないが、もうあの日々は嫌だなーと思う。
おまけは自作漫画「うちのリドさん 2回目」
あ、後半は、東日本大震災の話題ですね。
kolink_lvxさん、コメントありがとうございます。そうですー。今日は月命日なんで。
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