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2012年01月29日 09:26山スキー道具レビュー(雪山装備)全体に公開

TLTでテレマーク

 今シーズン山用にTLTビンディングを仕入れたので、初めは練習のためにゲレンデを滑っていたが、アルペン性能は何ら支障がなかった。
 ただし、専用ブーツそのものの剛性のほか、兼用登山靴による蛇腹?の影響でブーツそのものしなりもあり、少しのふあふあ感はぬぐえなかった。
 F3ブーツに付属していたプレートをアイゼン取付用の差し込みに装着するとしなりもなくなり安定してきた。
 板の剛性も足りないため、アイスバーンなどの固い圧雪状況では多少難があるが、このセットですべてのシーンを対応することを考えている私には十分である。
 ゲレンデでのスキー講習会、学校スキー教室の指導もこれでいけた。ただし、装着は少し時間がかかるが慣れれば問題ない。リーシュコードを質問された時には、新雪で外れた際には探す手間がいらないと答えたら、その教室の生徒がすぐ後に新雪で転倒してスキー探すのに相当時間がかかってしまった。 へんな所で感心されてしまった。
 TLTは、登行モードから滑降モードの切り替えは、着脱不要だがその逆は着脱が必要となる。この際に、ヒールを未固定でスキー操作技術の習得を試みることにして、 テレマークもどきで滑走してみる。これがなかなか面白い 何度か試すうちに、この用具の特性を生かした滑走技術が必要であることに気付いてきた。道具も多種多様化してきて、何が正統なのかはわからないが、スキーの前後差を普通のテレマーカーの様にだすと、カービーングスキーでは、どうしても曲がり過ぎてしまう。外足のスキーでカービングしながら内足を小さく畳み込んでやるのが有効でないかと考えた。ブーツも蛇腹があるとはいえ、爪先立ちの状態なので、不安定なのだが形としてはこんなものなのだろう。
 ヒールを解放した状態で、アルペンスキーの如く滑るためには、常に雪面とのコンタクトしながら行けばそこそこ滑れるが、ギャップでの重心位置に気を配らないと突然大転倒が襲ってくる。その不安定さが面白みでもあるわけであるが、そのためにテレマークの練習が生きてくるのだろう。
 しかしながら、このスキーには雪山へたどり着く前の過程としては、充分の楽しみがあるため、忙しくて山にいけない時に、夢の平ゲレンデでチョコット練習するには最大の楽しみになってきた。雪山は春にも行けるだろう〜。
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