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先々週に浅間山、先週に横川山と遠征をしたので少々疲れ気味、それと鈴鹿の山に雪がないので登る意欲もわかず、ならばと以前山友さんに「佐川美術館」がどうのこうのと云う話を聞いたことがあり調べてみたら、なかなかの美術館であることが解り出かけることにした。
佐川美術館は佐川急便の社長が建設したものです。大きな切妻屋根の平屋の建物に周りを水庭が取り囲んで佇む。奥には葦が生え樂家の別棟が半地下で屋根だけが覗き遠近法のように敷地をより一層広大に見せている。こんな建築を見るのは斬新でなんとも居心地がよい。水が風を誘い少々寒いが場所により温室のように熱い場所もあった。
所蔵は平山郁夫の絵画、佐藤忠良の彫刻、樂家(焼き物)の3部からなる。
どれもこれも私の好きな美術家ばかり。見ていて飽きない。
平山郁夫と佐藤忠良の作品は手で触れるぐらいに間近で見ることができる。えっ、こんな無防備な状態でいいの?と思うぐらいだが、見る側からすればありがたい配慮である。顔料の色使いや、筆使い、ぼかし具合などさすがなもので感動するのは当然のことでとても勉強になった。言いたいことはいっぱいあるがこの辺にして・・・
そして、樂家の別棟はまた趣向が違って半地下へといざなう。大きな無の空間があり薄暗く証明が落してあった。むき出しのコンクリの壁に、床は厚い木の板。木目とコツコツと歩く足音が心地よい。わずかに天井が半透明のガラス張りで明かりがさしこむ仕掛けがしてあるが、それもおもむろに差し込むのではなく、うまく斜めに差し込むのである。雲間から陽光が差し込む様を山で時々目にし感動するが、大げさに言うとまさにそんな感じだった。その奥に4部屋あり今度はすべて窓はなく地中に潜っていくような感じで暗い部屋であった。今度はすべてガラス張りでライトをあびる青白磁器の剣が輝き、土から出たままのような茶器が見事な演出の中で輝きをはなっていた。自分の家もこんな感じの安らぎ感があったらなと思いました。
週末のためか駐車場も満車で止めるのに一苦労するほど賑わっていたが、ほとんどは子連れでイベントの参加者のようでイベント会場は、とりわけ賑わっていた。ここに来るまで下道で来たので家から3時間半弱かかって来たこともあり、今日はさらっと見て帰りました。
こんど来る時は、近江牛もからめて計画的に来よう。
写真は楼蘭の遺跡の三題から左より
楼蘭の朝、楼蘭の夕、楼蘭の月です。
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