私が息を切らして登っている時、後から若い男女が登ってきた。
彼女は軽装で、ショルダーバックに普通の靴を履いていた。
彼氏の方も似たようなスタイルだった。
彼女はそこから見える所が山頂だと思ったらしく、
「ここまで登って来たのだから、あともう少しじゃん!
頑張って山頂まで行ってみようよ!」と彼氏を促していた。
私はあれは「山頂ではなく、山頂はもっと遠いよ。」と彼らに教えようと思ったが、
若い二人のこと。私を追い越して、スイスイと行ってしまった。
すると、彼らの前にいたオジイサンが、
「あんたら、山をなめてんじゃないよ! 山は命がけなんだから!」と若い二人に言った。
そして、服装の事や登るペースの事、山頂はまだまだだという事と安易な考えで登ると遭難事故につながり兼ねないとなどを、とくとくと言って聞かせていた。
さすが年の功、そばで聞いていると、中々説得力があっていいことを言った。
話では、オジイサンは栗駒山に60年も登ってきたそうだが、
「60年間、オラはいつも命がけで登って来たぞ!」と言っていた。
60年間も…命がけで…??? 栗駒山の仙人みたいな…。
そう言えば一昨年、春登山で低体温症になって亡くなった人がいたことを思い出した。
私は「オジイサンの言うことは然り!」と気がついた。
こんばんわぁー。
ほろ酔いでのコメントお許しを。
やはりオジイサンは経験豊かなのですね。
体験したことの話は説得力がありますよね。
なんせ現実。誰でもがしっかり経験していれば出来ることだと思います。
しっかり体験しておきたいっす!!
setiseti01さん
私も山歩きを始めた頃は気楽に考えていました。幼い頃からの親の教えで防寒着と非常食は持っていましたが、雨具も懐中電灯も地図も持たずに、スニーカー履きで夜道を下って膝を痛めました。
山は非日常の世界ですが、都会から電車や道路で繋がっていて、歩けば入っていける世界でもあるので、山を知らないと何となく日常の延長にあるような錯覚をしてしまいます。こういう忠告をしてくれる人の存在はありがたいですね。
「どんな山でも登るのは命がけ…」とは納得です。
オジイサンはスゴイと思いました。
とても参考になりました。
でも、私は根性無しですから、
大切な命をかけてまでもそんな危ない山に登れるかなぁ…。
多分、私は安全で優しい山をトボトボと登って行くと思います。
ほろ酔いのお酒は田酒ですか…?
>山は非日常の世界ですが、都会から電車や道路で繋がっていて、歩けば入っていける世界でもあるので、山 を知らないと何となく日常の延長にあるような錯覚をしてしまいます。
私もそういう帰来がありますので、ハッとしました。
本当にその通りですね。
早いもので、山の季節はそろそろ終わりそうですね。いつ雪が降ってもおかしくないこの頃ですから。
melonpan さんの駒ヶ岳の記録を読んで、私も行ってみたくなりましたよ〜。
setiseti01さん こんばんわ。
なんか 以前の日記でも 蔵王で似たような話が
ありましたね。私がそういう場面に出くわしたとしたら
オジサンみたいに 説得?話ができるだうか・・・と
思いましたね。
私も根性無しですから 山に命は懸けるべきでは
ないと思いますよ。でも適度なスリルは良いですね
今度の飛び石連休は 強い冬型になりそうですね山口でも1000mクラスは
紅葉を越えて冬になりそうです。
1000m以下の里山中心のシーズンに入りそうです。
それから 遭難が起こらなければいいのですが。
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