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横手道の小柳分かれの道標〔従是 右 こやなぎ えび 左 ミづくえ ゆばら〕
（こやなぎ：明治時代に吉原となる）
道標は昭和40年開通した大山環状道路建設工事のためもとはもう少し西側にあったのが現在地に移動された。
古老の話・・・道標の横にはちょっとした広場があって大山寺の会式に・・・臨時の小屋掛茶屋ができ賑わった。そこのおばあさんは、よく口が利き、大声で客を捌いて酒肴はもちろん、あんころ餅などをじょうずに売って・・・今は有料道路ができて茶屋跡など想像もつかない・・・
【硯ヶ池】
日野郡日光村地内に硯ヶ池と称する池がある。
この池は、大山から美作方面と日野郡江尾方面とに通ずる道路の分岐路から西方約一丁半位の所にあって、周囲五・六町、水深三・四尺の小池である。その水は一見黒味を帯びて、恰も墨水を混じた様に見える。これは昔 後醍醐天皇が隠岐國遷幸の折、御硯を御洗ひになった為であると傳へられてゐる。又 御駐輦（ちゅうれん 行幸先に滞在すること ＠広辞苑）の地を現に大内と言ひ、御用度机を奉った村を御机村（現日野郡米澤村）と言ってゐる。
下流の大内集落では池さんと呼ばれ、龍神さんが池の主といわれ、干ばつの時にはこの池に参って、池の主に祈ると必ず雨が降ると信じられ「池さん信仰」の大変あついものがあった。
【歩き道】
道標から4〜500ｍほど沢に沿ってくだっていくと大山七池の一つ「硯ヶ池」がある。一ノ沢の沢筋から西方100ｍ 標高800ｍくらいか。地形図には記載なし。地図を読める方ならわかるはず。国土地理院の航空写真やGoogle地図でも確認できるかもしれない。
道標から沢筋をくだってもよし。一ノ沢の河原をくだって右側から入るもよい。
地理院地図 この付近
http://maps.gsi.go.jp/#15/35.356244/133.524699/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
参考資料 溝口町ふるさと散歩１（溝口町中央公民館刊）
国立公園 大山（鳥取県 昭和9年5月20日刊）
大山道（鳥取県教育委員会？）
大山自然歴史館に所蔵あり
【歩き道】マニア向け
環状道路から治山道路を歩き一ノ沢をのぼっていくと素晴らしい光景があります。
治山道路から山頂に向かって入ってはいけません？
タケノコ岩に立つなどもってのほかです？
正面下山して周回を目論むなど論外？
とはいえ木道で整備してくれたら第一級の登山道になる。
樹林帯から上を歩いてよいのは積雪期のみです。？
登山道以外を歩くのはどうか 人それぞれでしょう。
三ノ沢から槍ヶ峰は登山道でないがみんな登っている。
なら一ノ沢もおんなじだ。
様々な意見がありますが・・・・・
治山道路の終点・コンクリ舗装終了からさらにニノ沢に向かって（落石あり 灌木や崩落地あり）蛇籠をすぎて砂防堰堤のさきを少し稜線に向かってのぼると古い砂防堰堤があるのでその付近から山越えすると二ノ沢本流の大堰堤の上部にでます。できれば砂防堰堤を左側から巻いていき標高をあげて低木をやりすごしニノ沢にでたほうがよい。
ドーリーの墓に参ってニノ沢大堰堤から支渓をのぼり天の岩戸を拝み（降雪の多い年はカキ氷状態の残雪が八月にも残る 残雪期には岩との間が空洞になる恐れがあり滑落して落ちたらロープがないと上がれないので単独は危険 ラクダの背や剣ヶ峰方向から大量の落石があるので厳重注意）
支渓の最終堰堤付近の適当なところから山越えすると三ノ沢の大堰堤のうえにおりたつことができる。
この周回は三ノ沢から入ったほうがよい
4時間程度で単独周回できるこのルートを広めると宝珠コースや三ノ沢の過密を緩和することができるかもしれません。これは行政にお願いしたいところです。
山行記録「三ノ沢〜ニノ沢〜一ノ沢」にコース図写真添付
写真 一 小柳分かれの道しるべ
二 硯ヶ池
三 一ノ沢
