少し前ですが。
中央線に乗っていたら。
小さな女の子と、お婆ちゃん。
会話が聞こえてきた。
「お婆ちゃん。
なんさい?」
「67さい。」
「……。」
「あのね。」
「うん?」
「どうやったら、減るの?」
「え〰️。へらないの、よー。残念だけ
ど増えるしかないの。ガッカリよね」
おっかしくて。
笑ってしまったu。
素直な子どもも可愛いし、お婆ちゃんも面白いし。こういう会話って、いいよな〜って。そう思いました。
そういえば。
utokin。いつ頃からだったか。
子どもの頃。
祖母と電車に乗ると。
大きなガスタンク。みどり色の丸いのを見ると決まって祖母が。
「あっ。
恐竜のたまご。
見てご覧なさい!
ほらほら。」
近いのだけじゃなくて。
遠くに霞んでいるようなのも目ざとく見つけては、そしていちいち。uにお知らせ。
ロマンスカーや中央線の特急ならまだ乗車の人数が限られますが、中央線の普通電車とか京王・小田急・西武・東武。見ず知らずの人が沢山まわりに乗っているなかで気にすることなく、延々と口にする祖母。
イヤ。
だったな。恥ずかしくて。
多分ぜったいに間違いなく。
笑われていたと思うんですよ。
それだけじゃなく。
高尾の先、山梨県が近づくにつれて。増える水力発電の太いパイプ。
山からの傾斜を利用した装置を見ると決まって。「恐竜の滑り台だな」とか。
それとか。
山の斜面が削れているところを見つけると「恐竜がけっからがした(けって踏みつけた)跡だよ」とか。
恐竜の話ばっかり。わっけがわからない。
いちいち口にするのでいつの間にか。
リアクション最小限でほとんど無視。口にしても「ふーん」。終いには、何も言わずに放っておく感じになってしまいました。
そんな祖母との関係ですが。
80才を越えてからは亡くなるまで、車移動。電車で出かけることはなくなってしまいました。恥ずかしいと思っていた恐竜のたまご。もう少し、一緒に中央線。乗って、話。聞いてあげれば良かったな。
祖母の、人とは違った面白い部分だったのに。周りなんか気にすることなかったのに。
高架の距離が長くなって。
見晴らしが更に良くなって。
ふと。
中央線の車窓から「恐竜のたまご」が見えると。いつの間にか数を数えて、祖母を思い出している自分がいます。
笑っちゃうんですけど😊
ulokin2様
楽しく、心温まる話ですね。
yanagiyamaさん
はじめまして。
コメント、有り難うございます。
何十年もたっていますが。
ガスタンクを見るとつい。
思い出してしまうんですよ。
笑っちゃう表現ですが、祖母の性格が出ていて。まあ「悪くないな」なーんて。中央線の窓から外を眺めて、思ったりします。
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