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今から18年以上前の平成5年10月10日のことである。当時ランナーだった(今でも少し)私は月2回のペースで大会に出場していた。
愛読書はランナーズ、その大会案内で知った。レースの1つとして何気なく申し込んだ。
当時は今と反対周りのコースだったと記憶している。
午後3時に五日市をスタート、金比羅尾根を日の出山〜御岳山〜大岳山〜鋸山、と縦走。この辺で日が暮れヘッデン装着。
御前山〜三頭山、もちろん闇の中なので景色もへったくれもない。そもそも山を夜走るなんて経験したことないし、道迷いは怖い。
試走なんでしなかったから何もかもが初めて。
三頭山を過ぎ、笹尾根は下りだから楽だと思っていたら結構細かいピークあり、体力を消耗する。何回かロストした。
視野が狭くなっており、獣道に入り込んだのに気づかずあわてて引き返すことも何度かあった。
トレランなんて言葉もなかったと思う。(マラニックって言ってませんでした?)装備も今ほど軽くない。
私は普通のデイパックにペットボトルで走った。
行動食もジェルなんて無かった。確かあんぱんとかオニギリだったと思う。
最後の方は悟りというか無我の境地というか、帰巣本能というかそんな感覚だったと思う。
休憩の時はべったりと地面に倒れ込み、目を閉じて、数分するとおもむろに立ち上がり、そんなことの繰り返しだった。
15時間11分4秒で朝の6時過ぎにゴール。奥多摩の山の中を、それも夜70キロ以上走り、たぶん山のことを良く知らなかったからやったのだと思う。
翌年香港へ転勤になった私はそこでもハセツネ以上の壮絶な山岳レースに嵌った(嵌められた)のだった。続きは次回。
第1回大会だけが、左周りでしたね。
初めての大会でしたので、登山靴での参加者も多かったかと思います。
下嶋さんの著書「ランニング登山」の影響を受け、私も第5回大会まで
参加しましたが、ランナーの参加が多くなってきた頃で、なんとなく
参加しなくなりました。
ハセツネの由来となっている長谷川さんのことを知っている方も最近は
少なくなってきているかもしれませんね。
こんばんは
平成5年というと、1993年ですか〜
nba01323さん、araigengaさん
コメントありがとうございます。
第1回目だけ反対周りだったのですね。
その後海外へ行ってしまい最近トレイルを始めるまで知りませんでした。
確かに最近の人気はすごいようで自分もあまり出ようという気になりません。
先週笹尾根に行ってきました。当時夜間走ったところを縦走してみましたが、きつかったです。
とても今では通しで完走できそうにないです。
by kennogu
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