ユーザーの皆さんの中には膝痛に悩んでいる方も多いと思う。
最近の日記で pesceさんがまとめておられるが自分は少し違った視点で、
膝痛対策をまとめてみました。
自分の場合、長めの距離（だいたい20km位）を歩くと下りで膝痛が出始めます。
例えば、三頭山から笹尾根を下ってきたとき
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-168967.html
とんでもない膝の痛みでリタイア寸前まで追い込まれました。
またトレーニングで30km位のジョグを２日続けたりすると必ず膝痛になります。対策を施すようになってからは山行中に症状が出たことはありません。
1.トレッキングポールの利用
もともとランニングから登山に入ったのであまりポールを使うという感覚は
無かったのですが、実際山でたくさんの方が使用しているのを見て
使い始めてみました。
特に下りで体重が膝にかかる負荷を分散するために、ポールを使える場面では
必ず使用するようにしています。
これで長い距離を歩いても膝が痛くなる局面は少なくなりました。
お薦めはBlack DiamondのUltra Distance。
コンパクトに収納できる、軽い、ワンタッチで折りたたみができるので
出し入れが必要なコースで非常に便利です。反面長さの調節ができないのが欠点。
ただしグリップが長く、短く握ることもできるのでそれで調節ができます。
2.歩き方
踵から着地せず、地面に対してフラットか少し前よりから着地
（フォアフット着地）するようにしている。
最近ランニングでもこの着地が主流になってきており、
体重を効率良く前方に移動できるようです。
詳しくはランニングの本に解説されていますので参照してみて下さい。
大股で歩くと着地で負担がかかるので、どちらかというと
細かくステップを切ってピッチ走法の感覚で歩いています。
3.軽量化
�＿拱�の軽量化
ともかく装備は軽くしてます。重い装備は膝に負担をかける。
かと言って装備不足は危険が伴います。何を持っていくか決める際に
登山開始まで多めに持って行って、当日の現地の天候、気温、予想される
コースの状況等を勘案して最終的に出発ギリギリに装備を決め
いらないと判断したものは車に置いていくとか、電車で行った場合は
コインロッカーにデポしておきます。
また同じ機能の物であれば新しい物を買うときにより軽量な物を選択します。
使い回しができる物は２つの物を持たずに兼用させます。
�⊆�分の軽量化
長めの山行の前には体重をコントロールします。
余分な脂肪は重りを背負って登るようなものなので２週間位前から
食事に注意して当日適正体重をオーバーしないようにします。
当日も当然出発前に出すものを全部出してから出発します。
4.サポートタイツ
テーピング機能をもたせたサポートタイツを愛用してます。
冬場以外はタイツの上にランニングパンツで登ってます。
様々なタイプがあるので各メーカーのHPで機能を良く確認して
購入すると良いと思います。
使い始めると使い勝手が良いので本当に手放せなくなります。
5.靴の選択
重い靴、クッションの悪い靴を履かない。
自分はゴアテックスのトレランシューズを愛用してます。
さすがに冬場の使用は限定されますが、軽い（片足300g位）のと
クッションが良いので重宝しています。
トレランシューズと言っても様々なタイプがあり、耐久性や防水性には
注意が必要ですが、かなりのところまで使えるものがあります。
さすがにアイゼンは無理ですが、チェーンスパイクは装着できるので
ある程度の雪にも対応できます。
冬の雲取山でテストしたときの記録です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-164935.html
雪が深くアイゼンやワカンの使用が予想される場合のみ登山靴にしてます。
もっとも装備の軽量化が前提になっているので、例えば２泊３日の縦走とかで
荷物が重い場合にはミッドカットで軽めの登山靴を選択するという手もあると思います。
6.その他
テーピング、ストレッチ、サポーターはpesceさんの日記に詳しいので
参照してみて下さい。私もこれらは併用しています。
特にサポーターはまさにpesceさんの日記に出ているZamstの物を左右
購入しました。
サポートタイツの上から巻けるので便利です。
また膝痛対策については山と渓谷の４月号に特集があるので
参考にしてみて下さい。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する