学校の遠足以外で初めて登ったのは御岳山〜大岳山の縦走。確か小学校の3年生位だったと思う。父親から大岳山行ってみようかと言われ、何が何だか判らないまま中央線から青梅線を乗り継いで御嶽駅へ。ケーブルカーを使ったかどうかは良く覚えていない。でも大岳山の頂上手前の露岩帯は良く覚えている。子供心に岩場を征服した達成感があった。頂上では母親が握ってくれたオニギリを食べた。そのころはペットボトルなんてなかったから水筒でお茶を飲んだかな。次に登ったのは高校生の時。ボーイスカウトで富士登山やり、勢いでたぶんその夏単独で始発の青梅線に乗り奥多摩から登った。確か馬頭刈山へ降りていったのだと記憶している。やたら蒸し熱かった。そして3回目はそれから20年経過してハセツネ第1回。その間山とは全く無縁だったがマラソンのトレーニングで参加した。今とは逆コースの反時計周り、五日市スタートで、御岳から登った。大岳では丁度夕暮れだったのではないかな。山頂ではまだヘッ電点けていなかったと記憶している。西に沈む夕日が美しかった。4回目は昨年冬、海外赴任を前に手軽に行ける奥多摩を、ということで悪天候の中、昔の道を辿ってみた。雪の中懐かしい道を辿った。
父は昔山岳会に所属して休みのたびに奥秩父や南アルプスへ出かけていたらしい。昨年自分が行った甲斐駒黒戸尾根や先週の甲武信ヶ岳の話をしたら、そりゃ大変だっただろうと驚いていた。今から40年も50年も前、公共の交通機関を利用し、重い装備で登っていた山と、車で登山口まで簡単にアプローチでき、軽い装備でサクッと登れる現在とでは全く別モノなのだろう。80を超えた父と一緒に山に登ることはないだろうが、次回日本へ帰るときは酒でも飲みながら共通の山の話で盛り上がるのを楽しみにしたい。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する