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私は農業という仕事柄、ワンボックスカーの運転席回りにハサミやカッターナイフを置き(隠匿)、車内後部には鉈・鎌・ノコギリ・包丁などを積んでいる(不適正な保管方法)ことが多々ありますが、これが発覚すれば銃刀法や軽犯罪法により刑事手続に至る蓋然性が高いです。
よってカッターナイフやハサミは運転席の周囲には置かず、車内後部に置いた刃物類はツールボックスに格納し、理想的には鍵を掛けることも考えたいとは思います。しかし、へとへとになって帰るとき、乱雑になることもあります。
以下、前回の私の日記の下段を編集したものです。
「ヒグマに遭遇して写真を撮らない人 写真を撮る人・動画を撮る人」
https://www.yamareco.com/modules/diary/25396-detail-369698
登山の間に調理や木を削ったりするためのナイフを使う合理的な理由(正当な理由)があれば銃刀法に抵触しないと判断されますし、ナイフなどでヒグマに遭った際の最後の抵抗の手段としても活用した事例もあります。ナイフなどでヒグマ(熊)に太刀打ちできるはずがないという人は、無抵抗のままヒグマの欲するところに従ってあの世に行くしかありません。
登山中に警察官による職務質問を受けることはまずないでしょうが、特に往復の移動中の間の対応が肝要です。
・登山口までへの往復での所持の仕方(保管方法・その態様)
・職務質問への初期の応答(住所・氏名・職業・年齢など)
・態度(警察官に対するなめた口のきき方は✖)
・服装(登山なら登山の服装・装備がそろっているか)
・挙動(職務質問に対する不服従、落ち着きのない態度)
などをきちんと整理した上、危険物である熊スプレーやナイフ等を所持していることが正当な理由に該当することを説明し、
・ それを疎明するものとして、登山計画書をザックに入れておく
・ あるいは登山計画書を提出した警察署を明らかにする
・ さらにココヘリに登山届を出していればその旨
とすれば、嫌疑はその場で晴れるものと考えられます。
山を登るときにはココヘリに登山届をするほか、現地の警察署に登山計画書を都度、提出しています。何も警察署本署へ行く必要なありません。日高山脈を歩くときはとかち帯広空港の派出所で提出する、警察官不在の時は、封筒に入れて派出所内に置いてくる、新千歳空港を利用するときはその山を所轄する警察署に郵送しています。
画像 日高山脈縦走標準装備一覧(登山計画書の付属とし、登山前にパッキング忘れを防ぐためのチェックシートでもあります)
https://www.yamareco.com/modules/diary/25396-detail-369058
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