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高島市黒谷／鴨川-八池谷
八ッ淵の滝は滝の名称を｢滝｣と呼んだり｢淵｣と言ったりしますが、ここでは｢滝｣で統一します。
8つの滝が連なる八ツ淵の滝で最初に現れる（最下流にある）滝が落差5ｍほどの魚止の滝です。この八ツ淵の滝は日本の滝100選に選ばれています。
人はどうも3名○だのベスト10だの100選だのと区切って優劣を付けるのが好きなようです。滝に関しては一般に知られているベスト選考として、この100選と日本3名瀑というものがあります。
日本3名瀑とは一般的には栃木県日光「華厳滝」、和歌山県那智勝浦「那智大滝」、茨城県大子町「袋田の滝」の3つを指します。このうち「華厳滝」や「那智大滝」はほとんどの方が知っているのではないでしょうか。この2つに対して「袋田の滝」の知名度はやや低く、知る人の数はぐんと減るのではないでしょうか。
よってこの「袋田の滝」を3名瀑に入れることに異論もあるので、一般的にはという言葉を使いました。「袋田の滝」のかわりに静岡県富士の「白糸の滝」、宮城の「秋保大滝」、静岡梅ヶ島温泉の「安倍の大滝」をそれぞれ入れて3名瀑と言うこともあるようです。
また以前は3つめとして岐阜県白山にある「白水の滝」が選ばれていましたが、今では完全に外されています。どうして外れたのか。それは近くにダムができ、上流で取水され滝の水量が完全に人の手によってコントロールされるようになったからです。まったく水が流れていないことも多く、自然の滝とは言いがたくなってしまいました。なのに「華厳滝」は3名瀑から外されません。「華厳滝」も人工的に水量調整されていて、左岸の壁が崩落しないようにワイヤーで引っ張っているというのにです。
この日本3名瀑、観光目的の知名度での選出だからこれらの滝が選ばれているわけですが、単に日本を代表する美しく大きな滝という観点で選ぶとしたら、わたしは「那智大滝」はそのまま、残る2つを富山県立山の日本一の落差を誇る「称名の滝」と尾瀬の「三条の滝」を選んでみたいと思います。
ちなみに3美瀑として選ぶとしたら北海道大雪山の「羽衣の滝」、秋田県「安の滝」、「那智大滝」。3珍瀑では兵庫県「シワガラの滝」、群馬県草津の「嫗仙の滝」、北海道「社台の滝」。3過剰評価滝は岐阜「養老の滝」、大阪「箕面の滝」、京都宮津「金引の滝」。3跳ね滝として岩手早池峰山「七折の滝」、群馬「殺人の滝」……イケナイ、イケナイ、マニアックになってきてしまいました。このあたりでやめておきましょう。
魚止の滝へは、ガリバー旅行村から40分程度ですが、徒渉や鎖場があります。
HB1214さん、こんにちわ。
マニアックな滝巡り、楽しみに見させてもらってます。
今のところ日本の滝百選巡りなんかもやってますが、
峠百選がまだ山歩き初中級で対処可能なのに比べて、
滝百選はちと上級単独不可みたいなところがあるので、
たぶん難関5カ所くらいは残すことになるかと。。
この八ツ淵も冬の午後にロケハンがてら覗きに行ったら、
死亡事故多発単独不可と書かれてあったので、
遊歩道から大摺鉢を見に行っただけで引き返してきました。
遊歩道すらけっこう崩落して、一般向けでないし。。。
でも、夏にもう少し時間取って見に行ってみたいと思ってます。
k-yamaneさん、コメントありがとうございます。
滝めぐりされているのですね。わたしも100選はめざしたことがありましたが、60を超えた辺りで十数年間行ってなく、頓挫してしまっています。残りは遠いところばかりなので……
八ッ淵は毎年荒れていく感じがします。遊歩道の整備もあまりされていないし、その分家族連れなどが少なくなり静かではあるのでですが。
わたしの過去のレコに地図をあげていますので、いかれる時に参考にしてください。数年間で状況も変わっているかもしれませんが。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1189520.html
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