高島市黒谷/鴨川-八池谷
八ッ淵の滝の主瀑といえる一番大きな滝で、落差は30m弱あります。
魚止の滝の項にも記しましたが、八ッ淵の滝の各々の滝の名称は、「淵」と言ったり「滝」と言ったりします。「淵」と表現されることの方が多いのですが、わたしは「淵」と言えば滝壺のことを指すので、「滝」と言う方がしっくりくるため、「滝」と言っています。
また、「滝」という言い方にも2通りで表現されているようです。この貴船の場合なら「貴船の滝」「貴船ヶ滝」です。これもわたしは「貴船の滝」と言う方が単に好きなのでそう呼びます。
このように滝の呼び方、書き方は一様ではなく、「貴船の滝」「貴船滝」のように「の」の有無も一貫性がなく適当なことが多く、同じ滝でも案内板、地図、パンフレットなどで違って書かれていることも日常茶飯事です。
また、滝の名称そのものが数種類あるものも結構あります。これは地元で呼ばれている名称と観光目的等で呼ばれている名前が同一でないということです。例えば関西では有名な「箕面の滝」、一般的にみなさん「箕面の滝」と呼びますが、元々は「大滝」。地元では現地の地名を冠に付けて呼ぶことは、おそらくあり得ないことだと思います。ただ「大滝」ではどこの大滝かわからない。区別して広く人に知ってもらうために、後付けで「箕面の滝」または「箕面大滝」となったわけです。現在でも地元では単に「大滝」と呼ばれています。「那智の滝」「養老の滝」なども同様です。
このように人によって呼び方が違う名称を持つのは、山や川などでもありますが、滝はそれら自然地形名称よりも多いような気がします。
ガリバー旅行村から遊歩道(一部崩壊、迂回箇所注意)を40分くらいで大摺鉢。 さらに鎖場など険路を20分で貴船の滝。
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