落差25mほどを2段に落ちる堂々とした滝です。
環境省によると、日本には落差5m以上で常に一定以上の水量のある滝が2488あるとされています。いわゆる国が認める滝が2488。
ところがこの数、調査不足なのか「常に一定以上の水量のある滝」という基準が厳しすぎるのか、実際よりかなり少ない数字です。
2488はおそらく国土地理院発行地形図に滝マークのある数です。さてこの滝マーク滋賀県内の地形図すべてを調べてみると26(滝の名称が記されているものは11)しかありません。
しかしここで紹介している滝の数はすでに39、まだまだあります。この立派な「稲ヶ谷の滝」も地形図には滝記号がないので国は認識していないということになります。
ではいったい日本には環境省の基準以上の滝は実際にはどのくらいあるのでしょうか。
例えばこの滋賀県内ですと、比良や鈴鹿の谷ほぼすべて、湖南の谷、湖北の谷などの一部の遡行資料を参考にして大まかに計算すると400はくだらないと思います。
滋賀県は山地やその標高から考えても滝は少ない方だと考えられます。これらいろいろな資料などから(あくまでもわたしが)勝手に計算すると日本には滝が最低でも30,000あるのではないかと考えています。その多くは無名です。
ちなみにネット上に「日本の滝データベース」というものがあります。ここでの基準は名称のある滝のみで落差等は関係ないとしており、選定基準が違うため単純に比較はできませんが、それでも日本全国で15,000を超す滝が登録されています。
鈴鹿スカイライン稲ヶ谷にかかる橋のたもとの駐車スペースから雨乞岳登山道を徒歩10分。登山道が谷を離れる地点より谷歩き3分。近年道が荒れてきているようです。
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