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山を愛する方なら殆どの人が知っていると言っても過言では無いと思う。
12月16日放送のNHKのBSプレミアム「映像の世紀プレミアム 第７集・極限への挑戦者たち」を見ていたら、その中の１つに、G・マロリーがエベレストに挑戦するというのが有った。
たいへん面白かったと同時に驚いた内容だったので、見ておられない方も多いかと思い、簡単に纏めてみた。
イギリスはエベレストに最初に登頂すべく国を挙げて取り組んでいた。1924年に第三次遠征隊を組織し、計画の責任者としてG・マロリーも参加する。
難所のノース・コル大斜面を無事に通過し、7000ｍの所にキャンプを設営。
当時の撮影機材は重いので、これ以上には持ち運ぶことは出来ない。望遠レンズで撮影するしかない。
7925ｍの地点からは、マロリーとアーヴィンの二人が、開発されたばかりの酸素シリンダー（現在の酸素ボンベのこと）２本を背負って山頂に向かう。
撮影部隊は望遠レンズで二人を追うが、残り180ｍの地点で雲に遮られ姿は見えなくなる。その後、二人の姿を見ることは無かった。
２日間総力で探したが、遺体すら見つけることは出来なかった。
エベレストへの初登頂は、29年後の1953年、ヒラリー（イギリス隊）によって達せられた。
マロリーの遺体は、遭難から75年後の1999年に国際探索隊によって発見された。ミイラ化した遺体が、生々しく写されていた。
以上が放映の粗筋である。
私が驚いたのは、既に遺体が発見されていたということである。多くの方はご存知だったと思いますが、恥ずかしながら、私は知りませんでした。
もっと詳しく知りたいと思い、ネットで調べてみましたら、何点か興味深いことが分かりました。
� 屬修海忙海�あるから」の真実
マロリーは「なぜ、あなたはエベレストに登りたいのか？」と問われて、「そこにエベレストがあるから」と答えたというのが真実のようだ。
英語では、「Why did you want to climb Mount Everest?」と問われて、「Because it's there.」と答えたとのことである。
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マロリーは愛用のカメラ、ヴェスト・ポケット・コダック（Vest Pocket Kodak）のモデルBを持参していたので、遺品にこのカメラが見つかれば、山頂に達していたかどうかが分かるはずである。しかし、カメラは見つかっていない。
��マロリーの遺体発見者
1999年の国際探索隊の中の一人、コンラッド・アンカーによって、頂上付近の北壁で、うつ伏せになっていたマロリーの遺体が発見された。
このコンラッド・アンカーは、山岳映画「MERU」の中で、岸壁シャークスフィンを極めた３人の内の一人である。
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遺体が発見されても、かなり傷んでいる為に誰なのかを判別することは非常に困難である。ミイラ化した遺体は、服が殆ど剥ぎ取られており、僅かに残っていた襟首の所に「G.Mallory」の表示が残っていた。
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探索隊一行は、マロリーの遺体を囲んで葬儀を行い、露出していた遺体に土をかけたとのことである。高度からして、持ち帰るのは困難だったようだ。
■写真説明
写真（左）：前列左が、G・マロリー
写真（中）：G・マロリーがコダックのカメラを持っている。
写真（右）：山頂に向かう二人。酸素シリンダーを２本背負っている。
（注1）写真は何れも、NHK・BSプレミアムの映像を写真撮りしたものです。
（注2）ここでは、生々しい遺体の写真は載せませんでしたが、ネットでは簡単に見ることが可能です。
｢そして謎は残った―伝説の登山家マロリー発見記｣という本を以前読み、マロリーの遺体が見つかったことを知りました。
マロリーは果たして登頂後に遭難したのか？それとも登頂できずに・・・
結局カメラが見つからなかったので謎のままですね。マロリーが初登頂だったとなると登山史が書き換えられるような大きな発見なのですが。
でも、謎は謎のままというのもいいのかもしれません。真実を知りたい思いもありますがそっとしておいた方がよいという思いもあります。
マロリーの遺体発見、ご存知でしたんですね。
マロリー遭難の29年後にヒラリーが登頂した訳ですが、この長い期間中における科学技術の進歩が、相当に貢献しているように思います。勿論、登山技術の向上も有るかと思いますが。
ヒラリーが登頂する以前は、人間がエベレストの山頂に到達するには、色々な面で無理な状況に有ったのかな〜とも思います。
素人の勝手な判断ですが・・・。
マロリーが山頂に到達したのかについて、todoraさんの「でも、謎は謎のままというのもいいのかもしれません。真実を知りたい思いもありますが、そっとしておいた方がよいという思いもあります。」には同感です。
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