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種の多様性を存続させるためには、遺伝的多様性と環境の多様性が求められるというのですが、それに関する2つの話題がニュースで取り上げられていました。
一つは、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)が西日本の淡水ガメの42%をしめるようになって、日本固有のニホンイシガメは25%しかいなくなっていること、もう一つは、ある種の農薬の普及により赤とんぼの生息数が激減しているという話題でした。
今月号の「子供の科学」で、ちょうど生物の多様性を特集しています。それによると、生物多様性を損なわせる原因は「生息地の破壊」「過剰利用」「外来種」「環境汚染」「気候変動」なんだそうですが、いずれも人間活動がその直接的間接的な原因になっているものばかりです。
子供の頃、縁日に行くと必ずと言っていいほどミドリガメが売られていました。当時は、そのかわいらしい子ガメを飼っている友達がたくさんいましたが、それがこんな大ガメに成長するなど夢にも思っていませんでした。ましてやそれが野に放たれ、日本の生態系の中でカメの頂点に君臨するなど、誰が想像したでしょうか。日本の固有種がどんどん淘汰され、いずれは絶滅してしまうかもしれません。
生物多様性から得られる恩恵は「資源供給サービス」「調整サービス」「文化的サービス」「基盤サービス」に分類されるそうです。これらは互いにバランスを保って成り立っているのですが、人間活動が介在することで、人間の偏った要求によりそのバランスが崩れています。
その結果生物の多様性が次々と失われていき、近い将来これらの生態系から受けられるサービスが失われかねないため、いま大きな問題とされているようです。
われわれは登山やキャンプという「文化的サービス」の恩恵を受けていますが、ゴミやトイレの問題、過剰利用による裸地化などで、他の何かを犠牲にしていることを忘れないようにしないといけませんね。
写真のミシシッピアカミミガメは、以前とあるダム湖の管理道で見かけたものです。
「なんか文句あるのかい?」と言われているようで、何も言い返せせずしばらくにらめっこしてました

この亀くん、いいですねぇ〜
写真アップして見たらめちゃめちゃ迫力ありました!!
あ・自然保護の話しですね。動物に限らず植物の世界でも固有種が危機に瀕していて残念ですね
minkistさんこんばんは
この写真、時々ローテーションで壁紙にするのですが、何も開いてないと圧倒的な存在感で迫ってきます
とてもこいつがミドリガメ君とは思えないですね。
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