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2018年06月17日 22:24未分類全体に公開

ほぼ遭難!三ツ峠山

今日、年配のTさんと三ツ峠山に登り、あわやというかほぼ遭難という経験をしました。

最初の計画では、三つ峠駅〜達磨石〜四季楽園〜三ツ峠山〜三つ峠山荘〜府戸尾根〜霜山〜新倉山〜下吉田駅と歩くことにしました。
しかし、四季楽園までの登りに四時間半もかかってしまい、私は早々と初めの計画を見直し、下山路を一番易しい三ツ峠登山口バス停へのルートに変更しました。Tさんは「全て任せるよ。」と言って納得してくれました。

iPhoneの充電の不調で、私は写真を撮ることができず、山行記録の作成を諦めました。まあ、Tさんのお供ができればいいやと気持ちを切り替え、私はTさんとの山歩きを楽しみました。

天気が悪くて、眺望はサッパリでしたが、サラサドウダンやシロバナフウリンツツジやシモツケが綺麗に咲いていました。山頂近くに咲いていた、キバナアツモリソウも素敵な花だと思いました。
ピンボケ写真ばかり撮るTさんから、デジカメを奪い取って、私は花の写真を一生懸命に撮りました。二人で、和気あいあいとした時間を過ごしました。

あとは、カモメランとアツモリソウを見つければ完璧だと思い、必死に探しました。私は、Tさんに三ツ峠登山口への降り口を示した後、保護地にアツモリソウが咲いているのを見つけましたが、カモメランがどうしても見つかりません。通りかかったご夫婦にカモメランの咲いている場所を聞き出し、私たちはそこまで戻ることにしました。

三つ峠山荘から四季楽園の分岐に向かって、カモメランを探しながら歩きましたが見つからず、分岐から四季楽園に向かって登り返して行くと、日当たりの悪いところにカモメランが少しだけ咲いていました。私は、Tさんから借りたデジカメでカモメランの写真を撮りました。ピントがなかなか合わず、大苦戦しましたが、まあまあの写真を二枚撮ることに成功しました。

Tさんがなかなか追いついて来ないので、分岐まで戻ればよかったのですが、私は階段を登って四季楽園でTさんが来るのを待っていました。しかし、待てど暮らせどTさんが登って来ません。私は、これはおかしいと思い、三つ峠山荘から歩いて来た道をそっくり戻ることにしました。そうすれば、必ずどこかでTさんに会えると考えました。

カモメランの花が咲いていたあたりで、二人の男性が登って来たので、恥を忍んでTさんを見かけなかったか尋ねました。そのうちの一人が驚くべきことを教えてくれました。何と!ロッククライミングの岩場でTさんらしき人を見かけたと言うのです。
私は愕然としました。Tさんは何を思ったか、達磨石ルートを勝手に下山して行ってしまったのです。私は本当に信じられませんでしたが、早足でTさんを追いかけました。よりによってこんな時にiPhone が使用できないなんて!最悪です。

二人の男性登山者は、実は警察官で、パトロールの最中とのことでした。二人は四季楽園にザックを置いて、駆け下りて来てくれました。うれしかったですね〜。二人は私を追い抜いて、Tさんを追いかけてくれました。私も必死に二人を追いかけました。

けっこう下ったところで、二人がTさんを見つけ、私は何とかTさんと合流する事ができました。私は、二人の若い警察官に深々と頭を下げて、「たいへん申し訳ありませんでした。ありがとうございました。」とお礼を言いました。二人は黙って走り去りましたが、おそらくは、「何やってんだバカヤロー!」くらいのことは心の中で言っていたと思います。

この二人の若い警察官がいなかったら、私は四季楽園と三つ峠山荘の近辺でTさんを探し続け、最後は救助要請(=遭難)をしたでしょう。
何とか遭難は免れましたが、警察官二人に助けられたのだから、ほぼ遭難であると私は考えています。

その後、三つ峠駅への道中、Tさんに対して山歩きの何たるかを懇々と説いて、この日の山行を無事終了しました。何を話したかは書きませんが、相当強い口調で怒鳴りまくってしまいました。ゴメンなさい、Tさん。

写真は出発時に撮影した三つ峠駅です。この日の私の写真はこれだけです。

今回の事は、私にとってたいへん貴重な経験であったことは言うまでもありません。

それではまた😊

お詫び

今回の、三ツ峠山での自分の真に身勝手な言動及び間違った考え方を日記に書いた事をお詫び致します。
今回の事を悔い改めるため、当分の間ヤマレコへの参加を休止することにしました。
応援して戴いた皆様、今まで本当にありがとうございました。
fgackty
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コメント

RE: ほぼ遭難!三ツ峠山
それは違いますね。
同等の力があるパーティーなら多少離れてもいいでしょうが、「全て任せるよ。」という方をパートナーとするなら絶対に見通し距離以上に離れてはいけません。
ペースの遅い人は離れて一人になると信じられないくらいペースダウンして距離が開いてしまいます。そして想定外の判断と行動を起こすものです。
2018/6/17 23:09
ありがとうございます。
borav64mさん、こんばんは。

私の山歩きは自己流で、人に教わったことがありません。おっしゃる通りと思います。
確かにあの時、カモメランを探すことばかりに頭が一杯になり、Tさんから目を離してしまいました。
やっぱり自己流はダメですね。さすがborav64mさんです。

教えていただいてありがとうございました。
それではまた😊
2018/6/17 23:21
RE: ほぼ遭難!三ツ峠山
貴重な体験をなされましたね。

私も同様の経験があります。
先日家族で多峯主山(とうのすやま)に登った時、山頂付近で次男(当時小学校低学年)を一人でトイレに行かせてしまいました。
次男はトイレを見つけられずに5分ほどで戻ってきましたが、その時道迷いの可能性があった事に気がつき、背筋が寒くなりました。

お二人とも無事で何よりでした。
2018/6/17 23:37
私のミス
MoriMoriMoriさん、こんばんは。

borav64mさんにビシッと指摘された通り、Tさんから目を離した私のミスでした。
やっぱり、ハイキングクラブなどで、一から勉強した方が良いのかな?と思いました。

コメントありがとうございます。
それではまた😊
2018/6/17 23:54
RE: ほぼ遭難!三ツ峠山
fgacktyさん、こんばんは。

まずはTさんがご無事でなによりでした。
fgacktyさんも、焦るあまりお怪我でもされたらと心配しながら読んでいましたが、何もなくて安心しました。
達磨石ルートを勝手に下山してしまったTさんもどうかと思いますが、写真撮影に夢中になるあまり、目を離してしまったfgacktyさんにも責任があると思います。
(もしかしてTさんは、fgacktyさんに放っておかれてちょっと拗ねてしまったのかもしれませんね。だとしても勝手な判断で行動するのは良くないと思いますけど・・・。)

自分がソロ登山しかしないのは、例えば同行者と一緒の登山で自分がリードする立場の場合、自分だけでなく同行者の行動にも注意し、守る責任が生じるからです。
ソロならすべては自分の判断、どのようながあっても、それはあくまで自分自身の責任となります。
ペース配分をどのようにしようが、何回休憩しようが、途中で引き返そうが自由です。

もちろん、同行者がいる山行の素晴らしさも知っています。
会話しながら登る楽しさ、キツい行程を共に乗り越えたときの充足感など・・・。
山行中に仲良くなった方と行動することはあると思いますが、自分から誰かをお誘いして登ることはこの先もないでしょう。
万が一お誘いがあった場合は、お受けしようと思いますが。
2018/6/18 0:36
未熟さが露呈
MonsieurKudoさん、
おはようございます。

今回の山行で、私の未熟さが露呈しました。もっと大人にならなければいけません。
borav64mさんとKudoさんの一喝は、私にとって良い薬になると思います。けっこう苦かったですけど。これからも私の間違いをビシビシ指摘してくださいね。

コメントありがとうございました。
それではまた😊
2018/6/18 6:50
RE: ほぼ遭難!三ツ峠山
fgacktyさん 初めまして

コメは最初で最後です。
Tさんに怪我がなかったのがなによりです。

fgacktyさんが120%悪い
置いて行かれと思い知らない道を一人で下山していくTさんの気持ち考えました。

自分は花の写真に夢中
そしてお説教

Pを組めば一番弱い人に合わせる基本中の基本。
返コメはいりません。
2018/6/18 20:14
RE: ほぼ遭難!三ツ峠山
こんばんは。

経験豊富なジェントルマンの方々が仰られてる通りなのですが、そのアドバイスが腑に落ちる為に、山岳会やサークルに所属してみるのをおすすめします。
どこの会でも、どういったレベルのところでも、人は十人十色の思考と行動をもつので、そのなかで集団行動を繰り返すうちに危険を回避するルールが「知識として覚える」ではなく「腑に落ちて行動に反映される」ようになるかと思います。せっかく山の楽しみを知ったのですから、いまより少し横のネットワークを広げて、楽しみを増やすのも良いかと思います。
また、都道府県の山岳連盟、労山でも初心者講習会など開催しておりますので、そういうのに参加するのも楽しいですよ!

私でしたら、絶対に離れて行動はしません。また、アツモリソウを見つければ完璧とありますが、人と行動する上で自分のやりたいことが完璧にできることなどは100%ありません。良くて中庸、だいたいは相手寄り。人は自分の思う通りには何一つ動いてくれません。
iPhoneはじめ、如何なる連絡があっても5メートル先の相手が見つからず、オサラバになることもありますしね。
そんなこんなの感覚や知恵を腑に落とすのには、いろいろ見聞きして体験できる山岳会やサークルが一番の確実な早道です。

若輩者が偉そうに、失礼致しました。
2018/6/18 21:11
RE: ほぼ遭難!三ツ峠山
後進ながら僭越ですが、ヤマレコは休止しなくてもいいと思いますよ。プロフを拝見しましたが、登山回数が多ければ多いだけどんな経験者でも問題に遭遇すると思います。「〜だから遭難しない。〜すれば大丈夫。」というのは逆に遭難への第一歩と思います。学習を絶やさないことが大事と思います。

レコに登山記録をまとめるのも自分の頭の中を整理する、成功と失敗を共有するという点で、登山に関して、こんにちの情報社会を踏まえると、登山でするべきことの一つ、学習の一つと思います。みっともないと思うかもしれませんがそのみっともなさをさらけ出せるのも登山技術なのではと思います。
2018/6/19 7:18
RE: ほぼ遭難!三ツ峠山
休止しないで‼物事はトライ&エラーの繰り返しです。で、修正していくものだとおもいます。
休止すると、そこで立ち止まってしまいます。
誰しも、恥かいて体を動かして物事を覚えていくものだと思います。

取り急ぎ、コメントさせて頂きました。乱筆乱文、失礼しました。
2018/6/19 8:03
私だったら
私はfgacktyさんのレコをすごく楽しみにしていたので、休止されるととても悲しいです。
しかし、これまでのやり取りからお人柄を察するに、そうお考えになるのも仕方ない事なのかな、とも思います。

しかし、意見をしている人たちは私も含めて当事者ではないので、書いてある断片的な情報からしか判断できません。
つまり事実を何も知らないし、fgacktyさんにもTさんにも会ったこと無いのです。

そんな風に考えれば、少しは気が楽になるのではないでしょうか?反省はするけど、後悔はしない、が宜しいかと。(^^;;



2018/6/19 14:15
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