これはそのタイトルのまま、山を舞台にしたミステリっぽいじゃないの!と思って購入してみました。
「本格の鬼」を自認するミステリファンから
若葉マークつきのミステリ初心者まで
誰が読んでも楽しめる、そんな一品に仕上がったと自負しております。
↑と、帯に書いてありました。
雪に閉ざされた山荘で起こる殺人事件。
交通が遮断され、電気も電話も通じない陸の孤島で、犯人は捕まるのか!?
わくわくドキドキしながら読み進められる作品です。
登山家さんたちが読むと面白ポイントとしては、舞台が埼玉は秩父方面ということ。
四阿屋山、両神山など、知った山がたくさん出てきます。
秩父に電車で行ったことがある方は「そうそう、そういう駅あるよね〜」と思いながら読むことができると思います。
作品の中にUFO研究家の方が出てくるのですが、この地域はUFO目撃情報が多いとかなんとか…ほんとなのかな??
そのほか、ピッケル、ザイルとか、山小屋舞台にしているだけあっていろいろ出てきます。
倉知さんのほかの作品はまだ読んだことないのですが、途中で謎解きのヒントが書いてあったり、挿絵では舞台を説明する図が出てきたり、自分が小説の中に入り込んで一緒に謎解きするような感覚が味わえます。
逆に、ちょっとそのヒントが煩わしくも感じるわけですが、まああえて読まずに想像力を働かせて犯人を捜してみるのもいいかと思います。
読みやすい作品なので、お時間あればぜひどうぞ。
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