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先日しばらくぶりに兄と会い、帰り際に声を掛けられたので、
「ふるがめんな」と返事しました。
ボソッと言ったので聞き取れなかったのか、兄は「なに?」と聞き返したので、
「ふるがあんめな」と少しはっきり言ったら、
「ばがやろ、きのぉかってきたどごだ」というので、
「んじゃもらっとくべ」といって別れた。
そのあとで自分の発した言葉を声には出さず復唱してみたら、驚いた、ひどいね。妻にだってこんな言葉は使わないので(言葉の内容は標準語でさえ言わない-言ったら大変なことになる)、身内だし、ちょっと酔ってたのでうっかりこんなガキのころの言葉が出たんでしょうね。
で、この「ふるがあんめな」は「古くはあるまいな」がなまったものだと思うので、それが正しければなんだか武士言葉みたいでおもしろかった。
ついでに思い出したことば(1)子供のころ(小学校低学年まで)友達の家に遊びに行ったときかける言葉は「〇〇ちゃん、あそんべな」(2)店に入るときかける言葉「かーべーよ」
ぶっきらぼうではなく抑揚を付けて言うんですが、小さな声で言ってみたら、いやぁなつかしかったぁ(笑
写真は散歩コースにある、すごい樹二選 サイカチとキヅタ
そうですよね、私も方言が嫌われて廃れたりしては寂しいです。まあ否応なくグローバルな社会になってるので仕方ないですけど。
私は会社の人に東北人が多かったせいか、東北弁が親しみがあって好きですね。そこへ行くと茨城弁(白状しちゃった)は、地元の言葉んですけど、なんか美しくない感じがして好きになれないんですよね(汗
それでも身に浸みこんでるのでつい出ちゃいます。
もう50年もむかしのことですが、大学の学生寮で、となりの部屋に茨木下妻出身の同窓生がいました。「どこから来た?」と聞いたら「インバラギだ」と返事が返ってきました。彼は酒を飲んだり興奮したりするといつも語尾に「ダッペ」を付けていました。どえりゃあ田舎もんやなァと思いましたが、東京ー下妻は1時間半の都会です。わたしは実家(伊勢)へ帰省するのに、当時夜行快速で10時間以上かかりました。わたしも話のどこかに伊勢の訛りが出ていたかも知れませんネ。
いやぁ、茨城といえば「だっぺ」ですよね。地元で使ってる分には自然に「だっぺ」は出るんですが、TVとかで聞くと、ほんと田舎丸出しって感じで恥ずかしくなることがあります。といって別に卑下してるってことではないと思うんですが、これはほかの方言でも一緒ですかね?
私も学生時代に「だっぺ」は出ないよう気を付けてましたが、どうしても語尾の尻上がりが出てしまい出身地がすぐ分かってしまいましたね。
友人に名古屋近郊出身の人がいますが、やはり独特の話し言葉で、はじめは自分のことは棚に上げて、田舎っぺだなぁ、なんて感じてしまいました。ほんと失礼な話です(笑
やはり伊勢の言葉は名古屋弁に近いんでしょうかね。
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