5年間続けたファセンラの接種を昨年10月をもって中止した。理由は喘息が完治状態となり、大枚はたいて(?)注射代を払うのがもったいなくなったから。
この5年間、喘息症状は全く影を潜め、年に何度もひいていた風邪にもかからなくなった……というか、おそらく風邪のウイルスが入ってもあまり症状が出なくなったのだろう(コロナにはかかったがごく軽い症状だった)。
この薬に治ったらやめるという指針はないらしいが、他に手立てのない重症喘息の患者向けの薬なのに、全く無症状で山に登り放題、スキーし放題の当方が打ち続けるのも、なんだか変な気がする。それに1回総額34万円というお値段の話も絡めて主治医に相談し、「試しにやめてみる」ということにしてもらった。
偶数月に打ち続けてきた注射は昨年10月を最後に中断し、12月、2月と血液検査で好酸球をチェックしたが、いずれも0%が続いている。もっとも、ゼロというのは本来おかしいので、まだファセンラの効能が続いているのかもしれない。そう考えると、2月ごろから、ほんのわずかだが肺に痰が絡むような気配を感じることがある。当方に咳払いの数が増えたと話す人もいる。ちょっぴり不安がないわけではないが、当分の間は接種の代わりに隔月の血液検査を続けて様子を見るつもりだ。
思えば2015年夏に喘息症状が急速に悪化し、秋に好酸球性肺炎の確定診断を受けてから8年余。ステロイド治療で再発を繰り返し、16年春に承認されたばかりの新薬ヌーカラの注射を同年秋に開始した。4週に1度の注射を続けたが、風邪をきっかけに喘息症状をきたしたことから、今度は18年1月に承認されたファセンラへ同年6月から切り替えた。
罹患以来、好酸球性肺炎に関する日記(2015/11/29<登山の敵は好酸球性肺炎だった>)を21年6月までつけ続けた。今回のファセンラ中止の日記をもって好酸球性肺炎とは縁切りしたいものだが、果たしてどうなるか。また注射再開ということになったら、改めて悲しみの報告 を再開するつもりだ。
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