で指先の感覚が改善せず凍瘡(とうそう)と診断された。診察科目は皮膚科。
山の環境としてはとにかく寒い。そして森林限界以上では吹き飛ばされそうな強風で前進困難な場合あり。
林道歩きでも寒さはあり休めない 恐らく-10℃以下の環境で7時間は居たことになる。このくらいの山行は何度も経験しており凍傷になるとは思っていなかった。
歩行中は寒いとも感じず、クルマに乗り込んでも凍傷とは気がつかない。
しかし1時間たってもお風呂に入っても指先の感覚は戻らず、ようやく「凍傷を受傷した」と理解。
調べると「手を温めるのが重要」書いてある。受診した先生からも初期は温めるのが正解といわれた。
ネット情報通り風呂から上がってもお湯をいれたペットポトルで指先を温めた。
両手指先の中指と小指の先端が感覚がないが、見た目は何の異常もない。
翌日になると徐々に良くはなるが特に右手先の治りが遅い。
ニセコでスキーをするハズが全てキャンセルするしかなかった。
北海道から戻り5日ほど経つと左指先は自然治癒で治った。
相変わらず右手はキーボード打つには不便で自然治癒でも治そうだが、後遺症が残ってもヤバいのでよく行く病院に問い合わせ。
変色するなどの中傷なら外科か整形外科。軽いものなら皮膚科がよいだろうと。
皮膚科なら診察しやすい。
受傷して10日経ち右指先もだいぶ感覚は戻ったが、近所の病院へ。
診察は凍傷じゃなく凍瘡。低体温症からの症状ではなく単純に指先のシモヤケだ。
血液の流れをよくする軟膏を塗り様子見になった。
日帰り山行でよかった。
帰路はクルマで暖かく2時間後には十分な食事と温泉に入れる。夜は快適睡眠。
テント泊や山小屋ならそれらを授かることは困難で凍瘡でも即刻下山しかないだろう。
そもそも凍傷と凍瘡の区別など雪山の環境では無理だ。
考えられる原因に薄い手袋にオーバーグローブ(ミトン型)で行動していたが冷え切ったストックを握り続けたのが原因かもしれない。
ヤマレコで凍傷の事例を見ると厳冬期のテント泊の状況が多い。部位は違えど低体温症と凍傷は関連性があると身をもって知る。
何はともあれ軽傷で済んでよかった。
凍瘡でも必ず病院には行ったほうがいい。完治には相当かかりそうで今季の山スキーをはじめガチな雪山は諦めるしかないだろう。がっかりだ。
写真1 受傷直後 平常と変わりなし
写真2 処方された軟膏(入手困難であれば効能「シモヤケ」のもので代用可)
※凍傷と凍瘡は別もので凍傷は低体温症から手先が冷えるもの。凍瘡は指先などのシモヤケで部位が長時間冷やされて発症するもの。別物のようだ。
文中は凍瘡という言葉(症状)を知らなかったので、受傷した当時は凍傷という表現にしています。
過去には手や足の指先で何回か経験しました。
何となくですが、正常の指に比べると患部はやや固い皮膚なのが気になります。
皮膚の再生になるのでしょうか?それで治るなら嬉しいです。
体験の共有をありがとうございます。
どれくらいで、どうなるのか。
気付いたらどうしたらいいのか。
治るのか。
できれば経験したくないので、大変参考になります。
どうか、お大事になさって下さい。
ヤマレコで「凍傷」と検索するとけっこうヒットします。
これらの症状にくらべれば僕は軽傷な部類です。
凍傷の記録を拝見すると雪山のテント泊が多くやはり寒い場所で停滞するのはリスクがあるな、と感じました。
凍瘡くらいなら軟膏を塗るくらいで軽傷ですが、やはり生活に多少影響がでるので罹らないほうがいいです。
楽しい雪山ハイクをお楽しみ下さい。
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