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裏山はみんな火山。岩手山、三ツ石山、源太ヶ岳、八幡平。
ここ数年少し遠出していろんな山に登ってるけど、以前から早池峰山だけは相性が悪いと感じていた。天気の面でも体力、山行時間でも。
で、昨年あたりからわかってきたのは、どうも造山運動でできた山々は相性が悪く、火山活動でできた山々は相性が良いということ。
今回の北海道の山旅でそれが何なのかはっきりした。
十勝の剣山は標高1205mで日高山脈の造山運動でできた山。
その十勝平野を挟んで真向かいの白雲山は標高1186mの火山。
同じ日に続けて登って気が付いたこと。
まず歩いた感じが足裏が地面に吸い付くように、それでいて躓かないのが火山活動でできた白雲山だった。足場的には白雲山の登山道のほうが起伏も激しく、土のところは粘土質で滑りやすく、トラバースは笹の刈り跡、ゴロ岩が多く決して歩きやすい道ではない。でも、ほとんど疲れることなく歩くことができた。なぜなら裏山と登山道の感覚が全く同じだったからだ。三ツ石山や源太ヶ岳、岩手山と同じだから初見なのに安心して歩けた。岩場も自然に脚運びができる感じだ。
一方、午前中登った剣山は花崗岩で早池峰山、アポイ岳、後志大平山とくらべると、まだ歩きやすかったが、慣れていない地質で脚運びに違和感を感じた。なんとなく滑るような感じ。岩に手を触れた感覚もなんか違和感を感じる。登山道自体は白雲山よりよく整備されているが。
芦別岳に至っては、早池峰山と同じ蛇紋岩に似た岩があり、やはり足を滑らせそうになったし、躓くこともあった。ほんの2カ所程度だったけどそれが尾を引いた感じで岩手山の鬼ヶ城程度の高低差の崖にさしかかった時に異常に恐怖を感じた。芦別岳は正直途中で断念しようとか頭をよぎるほど違和感だらけだった。体調も問題なく絶景なのに。
おそらく、造山系の山々を普段登っている人は逆なんだと思う。粘土質や火山の溶岩砂礫なんかの登山道は特に歩きづらく違和感を感じるのかもしれない。
とはいうものの、造山運動でできた山々は火山系の山にない独特の植物が多いので今後も行くけど。原因がわかってきたので、今後は脚運びに一層注意して歩くようにしないといけない。
あとなぜか造山系は天気に恵まれてないのも何かの因縁があるのかもしれない。改めて次の遠征の前に岩手山の神様にお参りして山の安全を祈願してこようと思う。
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