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3/15:(ゲレンデ練習42日目。今シーズン10日目):めいほうスキー場にてお嫁様(そう呼べと命令されている)
dps ワイラー99mm 168cmを使用。
今日はお嫁様(そう呼べと命令されている)とネバチ君と練習。
〇課題1:後傾姿勢の修正
ブーツはウォークモード。バックルの先端から1つ目、2つ目は先端から2段目、3つ目、4つ目は留めずに完全開放。マジックテープのベルトは機能しない程度まで緩めて、中級者コースまでを滑走。ブーツの足首固定作用は全くない状態。そのため前屈するとブーツのシェルが開いてガチガチ言う始末(笑)。最初は板が先に進んでしまい、乗り遅れる感じがあったが、徐々に慣れて自分が乗りたい位置に乗れ、板の先端のエッジの感覚を感じながらショートターンができるようになる。カービングターンやちょっとしたキッカーなどのジャンプ、後ろ滑りや360度回転もできて調子が良い。
・2つの気づき
気づき1
前回気づいた、「そもそもブーツの角度が足に合っていない」点について、今回も再確認できた。バックルを普通に留めると、前後の体重移動が自分がやりたいようにできない。やはりバックルは、ユルユルにした方が調子が良い。
気づき2
骨盤の角度を意識的に前側に折りたたんで板の前半分側で操作するようにすると、ターンのきっかけ、初動で板の先の方のエッジを活用し易くなり、エッジ先端が雪面に刺さりこんで行くカービンターンのきっかけも感じることができた。板の先端からターンを開始でき、小回り、ショートターンがやり易い。ただし、雪面に凹凸やガタガタがあると、板の先端から突っかかってしまって転倒しそう。ゲレンデや前回の芦倉山のバーンなどの平らな雪面やパウダーでは有効だろう。
〇チェレンジ1:ストック無しでの両手フリー滑走
ここ最近感じるのだが、ストックがあることで上半身のダイナミックな利用が妨げられていないか?との疑問に対して、今回はストック無しでの滑走で終日通してみた。結果的には、とても得るものがあった。
これはコブ斜面や不整地などの対応としては、本来あるべき姿ではないのだろうが、フリーライダー動画等を見ていると、どうも彼らはストックに依存していないように見える。体全体、特に上半身の積極的な活用によって、ダイナミックで力強い滑走をしているように見える。自分自身も、5年前にスキーを始めた際、このストックの存在に違和感があり、たまにストック無しで滑走した時の自由度、開放感、上半身の自由な動きがとても良い感じを受けていた。今回は、理屈や理論はどうであれ、この感覚の確認を目的としてストック無しで滑走してみた。
あくまでも個人的な感想だが、大きな動きを伴わないちょっとした姿勢制御はストックがあった方がやり易い。手首だけのストックの前後運動でバランスが取りやすいからだ。ストック無しだと、小さなバランスでも制御に腕の前後運動が必要となる。対して大きな姿勢制御を伴う場合は、ストックが無い方が制御し易い。ストックを持っていた時には、どうしても下半身重心の板の操作、体重移動となっており、ストックの長さも相まって、どうやって操作したらよいのかわからず、上半身が固まってしまっていた。その結果、どうしても下半身の筋力に頼る場面が多かった。しかしストック無しだと、自由自在に上半身を動かすことが可能となり、その可動範囲も大きくなった。さらに、腕の動かし方の速度や位置、腕の持っていき方(半円を描いて動かすのかの直線的に動かすのかなど)などの微妙な操作で、体重移動やバランス調整に貢献でき、かつ、下半身への負担軽減が可能となることがわかった。
実際の山スキーの現場では、ストックの石突きがないと厳しい場面や、そもそも登りでストックがないと地面を押せないことも多いので、ストックは必須である。ただし、滑走時には少しストックを短くして、上半身との連動を心掛けながら滑走するのが良いだろう。そして、その上で、ショートターンやジャンプターンなどの対応として、ストックワークもしっかり練習するべきだろう。ストックワークは多分、来シーズンの最重要課題となるだろう。
写真左は、ストック無しで練習中の自分とネバチ君。
右は、上級者コースに行きたいとのネバチ君の要望から、ガチガチコースをトライするネバチ君。自分にとっては、ここは山スキーのよう楽しいが、彼にとっては楽しくないようだ(普通の人は楽しくない)。ちなみに、先日、2回ほど鷲ヶ岳ゲレンデで、フリーライド講習を受けたようだ。その時の課題として、今回はストック無しで練習中。日に日にうまくなっていく姿に、凄いなあ・・・と感嘆するとともに、多少の嫉妬を覚える(笑)。
自分にとっては、この上級者のシチュエーションでの練習よりも、足固定無し、ストック無しでの練習の方が得るものが多いだろう。
ちなみに、お嫁様(そう呼べと命令されている)は、久々のゲレンデで筋肉痛のようだが、各自に上手くなっている。このまま楽しく続けて行ってほしい。
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