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木曽駒は高度差にして300mしかなかったんですが、それまでの運動不足というかほぼ運動的なものからは縁遠かった生活が祟り息が切れるどころではなく、その後一週間ほぼ全身が発熱しているという状態。にもかかわらず山に復帰したのは苦しい千畳敷カールを越えて見えたテン場、宝剣岳の鎖場・高度感、それに木曽駒山頂にいたるルートに流れてきたガスの光景など、高校時代に感じていた山の感覚が全身に戻ってきたことですね。
当初は日帰りの手軽な山だけ時々行くつもりでした。それがいつの間にかほぼ頭のなかが山の事だらけの状態。雪の季節はお休みするつもりだったのが、Veryblue氏とstk氏の伯耆大山のブログの圧倒的な写真に衝撃を受け方向転換。日帰り雪山に耐えられる程度の道具も揃え黒斑山や奥武蔵・奥秩父で練習し、今年の春には初心者向けながら唐松岳にも行くことができました。
一年目の登山は完全に手探りでしたね。高校の頃の経験はまぁ役には立たない。でも山岳部での経験は登山に復帰する以前からも人生に大きなプラスでしたし、復帰後の登山でも自信になっている。ただ当時は計画とかは顧問の先生が決めてましたし、山行中も仲間と登ることもあり、漫然と参加していたような気がします。今はソロでの山行が多く、計画から遂行まですべて自己責任。地図読みもやり直しました。
今はヤマレコはじめネットでかなり詳細な情報を事前に知ることができますし、登山道も30数年前と比較すると遥かに整備されていて、安全に登れる環境は整っているように思えます。ただ山はやっぱり怖い。特にソロ登山で入山者が少ない山域では頼れるのは本当に自分自身だけ。なので、リスク対策は常に怠らずに行きたいと考えています。
二年目以降は2泊以上のテン泊、できれば雪上テン泊もやりたい。でもね、山ってお金かかりますよね。危険な点も含めてどこまでのめり込んでいいのか。そこが難しいです。
drunkdragonさん、はじめまして。浅草岳のレコから飛んでこの日記が目に留まりました。私も本格登山&百名山のスタートが木曽駒でして、ちょっと共感する部分がありました。特に最後の「どこまでのめり込んでいいのか」は永遠の命題です(笑)。と言いつつ300名山まで来てしまいましたが(苦笑)。今は昔と違って詳細な情報が得られますので、ソロでの入山の不安感が少なくなりましたが、それでも初めての山は何かと不安ですね。まだまだ難しい山が残ってますので、気を付けたいと思ってます。
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