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このみんなの足跡(もしくは軌跡w)だが、一般的には「GPSヒートマップ」という機能に括られ、特段ヤマレコオリジナルな機能ではない。有名なところだとStravaもランナーのヒートマップ機能があったりする。Stravaのヒートマップ機能の導入は2017年らしいが、この年にヤマレコはヒートマップデータの日本地理院との提携を発表していたりするので、提供はヤマレコの方が先行している。ヤマレコ以前に同様な機能を持つアプリケーションなりがあったかというと、調べるのが大変なので未確認ではある。GPSの民生利用に関しては先駆者であるGarminあたりが提供していても良さげな気もするが、今のGarmin Connectにはそのような機能は見当たらないようだ。カーナビとかはヒートマップ情報で案内情報を調整したりしてるのあるのかな?クラウドベースじゃないとダメか?そうするとGoogleあたりはやってそう(特許にいくらでも登録されてそう)
ヤマレコのみんなの足跡、登山サポートアプリとしてはおそらく最も先行して提供されたGPSヒートマップなんだろうけど、その特色はGPSのログデータに付帯する属性情報の活用だと思っている。何を言っているかというと、ヤマレコの山行記録は「ジャンル」という情報を選択入力するようになっていて、そこにはハイキング、雪山ハイキング、無雪期ピークハント、アルパインクライミングなど、山行の種類を選ぶことができる。ヤマレコのみんなの足跡ではこの情報が活用されており、通常の足跡の他、夏道、冬道、スキー滑降などの種類別にレイヤー表示が可能となっている。これは雪山に出かけていったときなど特に役にたっており、雪上にマークが認められない場合に進むべきルートを冬道の足跡から確認することができる。今は提供されていないが、例えばログが取得された年月日からルートの変遷も解析することができるだろうし(これはYAMAPもできるが)、登山者の年齢別のヒートマップとか、他にもいろいろとアイディアを試すことができるかもしれない。
あと有償会員用の機能となるが「地図検索」でもGPSログを使って面白いことができる。地図検索を使って変なところについてる足跡を見つけたときに、そのポイントを選択し「高精度検索モード」で再検索してみよう。するとその足跡の持ち主の山行ログを見つけることができる。そこからその足跡の持ち主やその時の山行の記録を見ることができるのだ。
これは自分が行こうとしているルートやエリアの様子を山行ログから情報を得ることができ、なかなか役にたつ機能だと思うのだがどうだろうか。
中には火山の火口近くの立ち入り禁止エリアに足跡を残していたり、明らかにルートミスをして引き返している足跡が残っていたりして、そのレコを見つけて面白がるというのも下種の楽しみとしてあったりw
いずれにしても、山行の種類として無雪期かどうかの情報を入力しないYAMAPでは単純なヒートマップ表示機能にとどまるのではないかと思っている。いわゆる劣化コピーだな。まだ軌跡機能に対応したバージョンがストア登録されていないようなので、新バージョンが落ちてくるのを楽しみに待つことにしようw
YAMAPユーザーのうち、ヤマレコとの過去経緯とか知らない登山歴の浅い人たちだと、やっぱYAMAPスゲーってなってるかもですね。
でもこの手のコピーはどの業界でも起こりますのでヤマレコの進化に期待します😅
ヤマレコはヤマレコマップの頃めっちゃダサくて、その間にYAMAPがユーザー数伸ばしちゃったのが敗因なんですよね、多分。もうなにか事件がない限り追いつけないんじゃないかな。まあ、無理な経営はしてないみたいだし、まとやん社長がしっかりしているうちは大丈夫だとは思いますけどね。
今頃これネタにした動画編集してるに違いないw
>「高精度検索モード」で再建策
これは知りませんでした。
ボクは藪漕ぎ、いわゆるバリエーションルートを歩くことも多いので非常に使えますね。ありがとうございます。
今回のYAMAPの「みんなの軌跡」ですが、せっかくそこが歩けるルートだということが分かっても、手動で登山道以外の計画が立てられないので、ボクにとっては意味がないんですよね。
ボクは特にバックカントリーの時に、ここを滑っている人がいるという足跡を参考に、手動で計画を立てるという流れです。
YAMAPの場合は、あー、ここを歩いている人がいるなーと思うだけしかできない。
しかも無雪期に歩いたのか、積雪期に歩いたのかすら分からない。
なんでこんな片手落ちな状態で発表しちゃったのか謎です。
今後、ヤマレコと同じように手動で線を引く機能をつけるのかもしれませんが、YAMAPは基本的に登山道以外は推奨しないという姿勢だったはずなんですよね。
そう考えると尚更、今回の機能追加が理解できません。
「うちにも同じ機能はありますよ」ということが言いたかっただけなのか。
結局、登山者がアプリを「道具として使う」ということの本質が分かっていないのかなと。
YAMAPとヤマレコは似て非なるアプリだと思っています。
YAMAPの長所は、登山初心者がお友達を増やすのに最適ってことなんですよね。
それならそこに特化した機能を考えれば良いと思うんですけどね。
アカウントを持っていないとレポートが見られなくなったり、無料ユーザーは写真を10枚しかアップできなくしたり、とにかく迷走してますね。
赤字続きでファンドからの締め付けがキツイのか。
長々と失礼しました。
対応バージョンがGoogle Playでも落ちてきました。
ヤマップさんのモーメント (https://yamap.com/moments/1199426) には、
▼ YAMAPの地図がもっと便利に!
・ 自由なコース設計が可能に
・ 積雪期限定ルートの把握
・ エスケープルートの選択肢が増加
なんてことが書いてあって、これはひょっとする?と思って試してみたんですが、どれもアプリとしてなにか機能提供してるわけじゃなくて、単にこれまでのログが一緒くたに地図レイヤーに重ねられるという代物のようでした。「積雪期限定ルートの把握」っていったいどうやるの❓
当方ヤマップは使い込んでないので、誤解あるかもしれませんがw
これって、いわゆるカタログスペック対応で、ヤマレコ比で❌だったところを単に⭕にしたかっただけなんじゃないかなあ、、、という印象です。あんまりユーザー本位な機能提供には思えませんでした。マーケティング的な意味合い以上のものは感じられず、いつも通りの「定常運転」ですね。予想通りの劣化コピーぶりですが、まあ無いよりはましなのかも。
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