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普通なら黒瀬町一帯の眺望が望める二ツ山からが定番と思いますが、「ある思い」があって逆ルートで山行を始めました。私は里山ジャンルの山が好きで、神社や云われのある岩など、風土を感じられる「におい」を大切にしたいと思っています。
そして始めた山行。序盤は新緑に萌える山道を堪能し、夕暮れ迫る16:20過ぎのことです。二ツ山から田植え前、鏡のような水田を眺めている時、「ある思い」が実現しました。過去2回、二ツ山に登ったときも似たようなタイムスケジュールで同じ方に出会いました。後で伺ったことですが、70歳男性、糖尿病を患ったことがきっかけで、健康のため日課のように二ツ山を登って山道を清掃したり、山頂でルーティーンとなっている体操をされているそうです。私も46歳で健康問題あり、ウォーキング&山登りを始めましたが、世代を超えて共感するところが多くありました。 「ある思い」から、この時間に合わせて3回目の再会です。 以前、その方が「1回でいいから○○山に登ってみたい。」と言われたのが印象的で、しかも私もその山に登ってみたいと思っていたので、これも何かのご縁だと想い、「○○山に一緒に登りませんか?」とお誘いしたら、快く了解して下さいました。私の母親は72歳。親のような年の方ですが、二ツ山が引き合わせてくれたのだなぁ〜。と感じました。山でなければ、こんな場面なかなか無いですよね。
山で誰かと出会うと、普段 町中ではしないであろう「こんにちは」という挨拶が自然と発せられます。老若男女問わず礼儀でもあり、その山に登る同志という気持ちからでしょうか。現在のストレス社会・・・自分さえ良ければという世間から脱して、何か困ったことがあれば助け合う的なつながりを感じます。
先程、水田景色について述べましたが、地元の西条町でも私が子供の頃は親類で助け合って農業をしていました。今は亡きおじさん、おばさん、じいちゃん、ばあちゃん、そして父ちゃん。山に登ると里山を眺めながら、一緒に田んぼをしていた過去を思い出します。時代の流れには逆らえませんが、大切な思い出・・・。気持ちの整理をつけてくれます。
改めて やまっていいなぁ〜(^o^) 心温まるシーンをこれからもよろしくお願いします。。今度、5月4日に先程の方と山行します。ヤマレコにも投稿しますので、是非ご覧下さい。47歳おじさんでした。
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