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白根ICで良かったようですが、一駅先の南アルプスICに下り立ちます。10時間走って4:30頃、目の前に櫛形山の優しい山容が。。日常でしたら櫛形とはいえ、200名山(2,052M)・・・立派過ぎる山並。【※私が住む東広島市の最高峰は鷹ノ巣山(922M)。】
その奥にそびえる北岳は格違いの高峰。。雨上がりで見えませんでしたが・・・。
そこから進んで、乗合バスに揺られ7:15頃、広河原にトウチャコ。すでに24時間以上、寝てませんでしたが、野呂川流れる登山口から北岳山頂が望めテンションMAX(^^)/。もう登らざるを得ない心境となり、白根御池へ向かいます。
25kgのザックを背負い、喘ぎながらも幸せ気分です。背後に鳳凰三山が見え隠れし、時折、背中を押してくれます。。白根御池から北岳肩ノ小屋(3,000M)にかけての急登がこの日のクライマックスでした。。。2、3歩登っては、ハアハァ〜ヒュ〜と息を整えながらの険しい山道・・・両肩にズシリゞときます。。
豪雪にもくじけず根元から曲がったダケカンバの生命力や初めて見るシナノキンバイ(黄)、ハクサンイチゲ(白)など綺麗な花々が折れそうな心を支えてくれます。何てたくましく、美しい光景。。しあわせ〜がんばろ〜‼
無我夢中に登って、気が付くと小太郎尾根分岐の道標に辿り着きます。それまで見えなかった千丈ヶ岳が、突然バ〜ンと目の前に。何て優美な。。時が止まる。。。右から見渡せば、甲斐駒、鳳凰。振り向けば富士山。北岳、間ノ岳、農鳥。。。ちゃんと表現できませんが、もったいない。。。
テン泊して、風雨吹きすさぶ天空の稜線を辿って間ノ岳にも登りましたが、少し落ち着いた今、瞼に浮かぶのは、やはり小太郎尾根で見たあの景色です。。
これからも一歩一歩『愚直』に歩み続ければ、いつかまた、あの感動にめぐり逢えるような気がした48歳おじさんの(初)日本アルプスでした。。
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