感銘した本「冒険の書」南谷真鈴著

まず日本人最年少セブンサミッターとなった彼女のこと、最初ニュースで知った時は誤解していました。また金持ち家庭のお嬢さんが・・・ってね。そして本書の68頁から読んで改めて思い起こしたのです。(2015年3月８日〜９日) 雪の南八ヶ岳「阿弥陀岳」滑落遭難の女子高生だった事を。それからの事が、この短い章だけでも十分に読み取れます。「いつ死ぬかなんてわからない。後悔するような生き方はしたくない。」とあります。時間の無い方は、立ち読みででも。(コラッ)　是非！お勧めします。
　エベレスト登山中には、娘さんを持つ親ならギョッとするような目にも遭いながら、目的を果たしたことなど・・・。CMっぽくなりますが、ユニクロのダウンやらソイジョイ、ホッカイロ等。ごく一般の登山者が持って行くような？8000ｍ峰の世界が、なぜか身近に感じられます。(笑)　挿入写真も個人撮影のため現実味があって、素晴しいです。
　若者が海外に出て行かなくなったとか、巷では言われますがなかなかどうして！彼女のプロジェクト手法を参考にして、さらに続く方が増えるといいと思います。女性登山家の先駆け「田部井淳子」氏が逝き、一昨年末には女性初のピオレドール賞受賞「谷口けい」さんも・・(涙) 残念なニュースが続いた年に、久々の快挙でした。本分は学生ですが、これからの活躍が楽しみです。