久し振りに、イーストウッド監督らしい入魂作を見せてもらった。このところ、自身が主演した老いた「運び屋」や、事件当事者を起用した「15時17分・パリ行き」そして著名俳優トム・ハンクス主演「ハドソン川の奇跡」とイマイチな映画が続いていた。同じフィクション(1996年アトランタオリンピック会場での爆弾事件)をベースにした映画だが、これはひと味違っていた。イーストウッド監督らしいメッセージが伝わってくる。えん罪で起訴される恐れがある、今の権力組織やそれら内部情報を歪曲するエゴな記者やデマを作り上げるマスコミの怖さがひしひしと伝わってくる。今の我が国でもマスコミ主導の誤洗脳は日常茶飯事、必見に値する。主演のサム・ロックウェルや母親役での懐かしいキャシー・ベイツなどアカデミー賞にノミネートされるか?
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