エヒメアヤメ：山口県防府市

希少種のエヒメアヤメ自生地に行ってきました。東日本の方には馴染みがないかと思います。中国東北部〜朝鮮半島〜日本列島が陸続きだった頃の、生き残りが山口県内では、ここと下関市豊浦町に自生し，国の天然記念物に指定されています。地元の方々の努力によって、およそ2.000株が自生しています。マツクイムシの被害で松の倒木、膝くらいまで腐葉土が堆積していたそうですが、25年前から林床を整備、自生地を守ってこられた、御年輩の案内人のお話しを伺う事が出来ました。
和名の由来は、愛媛県北条市(現松山市)で最初に発見されて、牧野富太郎博士に依って命名されたもの (防府市ＨＰより)
https://www.city.hofu.yamaguchi.jp/site/kankou-site/ehimeayame.html
現在は此処と岡山県、広島県、佐賀県、宮崎県の5箇所が自生地南限地として国の天然記念物に指定されています。
ちなみに、私が最初に出会ったのは、大分の由布岳山麓でした。僅か1週間ほどの花期ですが、機会があれば是非！
それにしても黄砂が酷い 気温も高く(22℃)て、車内はエアコンが必要でした
余談ですが、ＮＨＫ連続ドラマ「らんまん」について、つい先日のこと制作者に意見具申しました。初回の放送で劇中、主人公が山野草(架空)を採取する場面がありました。フィクションドラマとはいえ、現在の法律では「盗掘」は犯罪とされている。青少年の教育方針とも不一致、また希少種の保護育成に携わっている方々への配慮に欠けると思いました。原作者や脚本家は関心が無いかと思いますが、公共放送でコンプライアンス(法令遵守)に欠ける。せめて番組冒頭に、断わりのテロップを入れるよう要望したところ、ＮＨＫの名無しさん(いつもながら非常識)からは、例によって「今後も慎重に制作する」との回答でした。どう変化するかは朝ドラとか見ていないので、不明ですが😅
__________ _ ________
画像2：変種？
画像3：一般