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日記
先日、スマホの童画を整理していたら面白いものが出てきました。1年ほど前に自分のショートフットエクササイズを撮影したものと、同じく2ヶ月ほど前のショートフットです。
1年前のものを見返してみると、できていないショートフットのお手本のような動き方をしていました。2カ月ほど前のものは母指球を動かせるようになっています。自分でやっていてもよくわからないことが多いですから、鏡でも写真でも動画でも、他人の目って大事ですね。
ショートフットエクササイズ、日記でも何回か書いた運動です。扁平足を直すための足の裏の運動ですね。足を床に置き、母指球と小指球を縮めて足全体の長さを縮めるような動かし方をするトレーニング。言い表すのが難しい運動ですが動画なら一発。そして自分の動きの良し悪しも一発。1年前のものは母趾外転筋がまったく動いていません。
母指外転筋。足の裏の、土踏まずのアーチを構成する場所です。土踏まずを横から指でツイッと撫でてみると、そこが母趾外転筋になります。たぶん。扁平足だとここがほとんど動いていないので、動かそうとしても動かない。動画でもこれがほとんど動いていないため、代わりに足の指が動いてしまっています。そこを曲げてもダメなのよ?
なんでも現代日本人の足、9割以上の人が動いていないんだとか。足に合わない靴でナントカカントカすとか、日常歩行で足の指を使わないからですとか、調べると色々出てきまして。前は「ふーん、そんなもんかねえ」くらいに思っていたのですが、いざ自分で動かせるようになってみると、9割という数字はともかく「本当だったんだ…」と思うようになりました。私の足の裏は40年モノのカチコチ筋肉で構成されていたようです。
この辺の、動かせない足の裏と動く足の裏の差が動画で見られます。新しい方の動画は、指が床についていて母指球が浮かずに床を滑っています。後半、何度か浮いちゃってますけれども、母趾外転筋が動かせるようになったと思ってよさそうです。母趾外転筋、名前の通り親指を外転させる筋肉です。手にも足にもありますが、ここでは足を言います。
内転、外転って、どっちが内でどっちが外かわかりづらいのですが、こういう運きをするとわかりやすいです。椅子に座り足の裏を床に着け、指を全部上げる。そこから親指だけを床に下ろす動きが内転。この時に母趾外転筋が使われます。
余談ですがこれ、足の裏トレーニングにも使える動きです。親指だけを下ろす。他の指は動いちゃダメ。で、母指球と小指球とカカトは床につけてなきゃダメ。この運動もやってますけど、最初は1回、2回ですぐに攣りました。恐ろしいほどガチガチな足の裏だったのです。今では20回くらいできるようになりました。トレーニングで変えられるものです。
で、ショートフットエクササイズの話でした。できるようになって理解できたことなのですが、これって距骨を挙上させる運動なんですね。母指球と小指球、それからカカトの距離を縮めようとすると距骨を上にあげる以外の方法が、物理的にないのです。骨って縦にギュッ!と縮められないですし。これが土踏まずのアーチを刺激する運動になるんですね。……距骨ですって。また新しい単語が出てきた。難しいことばっかり言う。
距骨って、脚ではなく足の骨の一つです。人間の足の骨って確か、23パーツあるんでしたっけ?その中の一つで、足の大体ど真ん中にある骨です。足首と足の甲をつなぐ骨で、ベアリングみたいな役割をします。脚の動きと足の動きを連動させる骨なんですね。
これを持ち上げるのがショートフットエクササイズ。で、持ち上げられた距骨ってすごく安定する。具体的には、歩く時に(ここでは登山歩きではなく日常生活の歩き)母趾外転筋がきちんと使われて母指球が地面にちゃんと着き、体が前に進む時に横にブレない。まっすぐ着いた母指球は体の動きのガイドレールになる。そして足が地面から離れる時に足の指でもまっすぐ蹴れる。ここでも横ブレが起こらない。ショートフット続けてるとこんないいことがあります。あと貯金も100 万円貯まって彼女も3人できます!……雑誌の怪しい広告か。
さてここでまた別の話を始めたくなります。どんどん広がる話の輪。
距骨が安定するとこんなにいいことあるよ!そしてそういえば、山靴の中には距骨の箇所をピンポイントで狙って補助パーツを組み込んでいたのがあったような気がする。サロモンのクエストとかそうだったかも。柔らかい靴に多い印象です。山と道では、距骨だけ安定すれば捻挫は防げるような話をしていたような。
山靴って安定させる道具なわけでして、そして安定させるってことは足がグラグラしない。そのために足の裏全体であったり、モノによってはアッパーも含めた靴全体を硬くする。硬いから動かないよ!グラグラしないよ!という道具なわけです。この機能を「距骨だけグラグラさせなきゃいいじゃないか!」って、限定させたいのが距骨補助パーツ付きの靴なのかな。ということは、補助パーツの他の部分は柔らかくてグラグラするってことなのか。むしろ積極的にグラグラさせたい道具ってことなのか。距骨以外の場所をグラグラさせるとどんないいことかがあるのかな。
いくつか思いつくのですが、一つは歩きやすさ。この「歩き」やすさは、フラットフッティング、静荷重移動といった登山歩きのことではなくて、日常の蹴り出し歩き。これがやりやすい。もちろん柔らかい靴ってどれもこれがやりやすいのでしょうけど、距骨補助パーツをつけてやるとそこに安定性のサポートもできるようになる、と。他にはシンプルに軽くできるってこともありそうです。
そうかこういう靴なのかと、なーんとなく薄ぼんやりと理解できたつもりになりました。ここからまた登山歩きの話になったり個人的に抱え続けてきた疑問、もしかして現代ってもう、登山歩きをしなくてもいいんじゃないの?なんて話がまた出てくるわけですけども、さすがに長くなりすぎる。というか、既に長い。この辺でおしまいにしまして今回のまとめになります。
ぼくショートフットできるようになったよ!すごいでしょ!
ショートフットエクササイズ今昔
先日、スマホの童画を整理していたら面白いものが出てきました。1年ほど前に自分のショートフットエクササイズを撮影したものと、同じく2ヶ月ほど前のショートフットです。
1年前のものを見返してみると、できていないショートフットのお手本のような動き方をしていました。2カ月ほど前のものは母指球を動かせるようになっています。自分でやっていてもよくわからないことが多いですから、鏡でも写真でも動画でも、他人の目って大事ですね。
ショートフットエクササイズ、日記でも何回か書いた運動です。扁平足を直すための足の裏の運動ですね。足を床に置き、母指球と小指球を縮めて足全体の長さを縮めるような動かし方をするトレーニング。言い表すのが難しい運動ですが動画なら一発。そして自分の動きの良し悪しも一発。1年前のものは母趾外転筋がまったく動いていません。
母指外転筋。足の裏の、土踏まずのアーチを構成する場所です。土踏まずを横から指でツイッと撫でてみると、そこが母趾外転筋になります。たぶん。扁平足だとここがほとんど動いていないので、動かそうとしても動かない。動画でもこれがほとんど動いていないため、代わりに足の指が動いてしまっています。そこを曲げてもダメなのよ?
なんでも現代日本人の足、9割以上の人が動いていないんだとか。足に合わない靴でナントカカントカすとか、日常歩行で足の指を使わないからですとか、調べると色々出てきまして。前は「ふーん、そんなもんかねえ」くらいに思っていたのですが、いざ自分で動かせるようになってみると、9割という数字はともかく「本当だったんだ…」と思うようになりました。私の足の裏は40年モノのカチコチ筋肉で構成されていたようです。
この辺の、動かせない足の裏と動く足の裏の差が動画で見られます。新しい方の動画は、指が床についていて母指球が浮かずに床を滑っています。後半、何度か浮いちゃってますけれども、母趾外転筋が動かせるようになったと思ってよさそうです。母趾外転筋、名前の通り親指を外転させる筋肉です。手にも足にもありますが、ここでは足を言います。
内転、外転って、どっちが内でどっちが外かわかりづらいのですが、こういう運きをするとわかりやすいです。椅子に座り足の裏を床に着け、指を全部上げる。そこから親指だけを床に下ろす動きが内転。この時に母趾外転筋が使われます。
余談ですがこれ、足の裏トレーニングにも使える動きです。親指だけを下ろす。他の指は動いちゃダメ。で、母指球と小指球とカカトは床につけてなきゃダメ。この運動もやってますけど、最初は1回、2回ですぐに攣りました。恐ろしいほどガチガチな足の裏だったのです。今では20回くらいできるようになりました。トレーニングで変えられるものです。
で、ショートフットエクササイズの話でした。できるようになって理解できたことなのですが、これって距骨を挙上させる運動なんですね。母指球と小指球、それからカカトの距離を縮めようとすると距骨を上にあげる以外の方法が、物理的にないのです。骨って縦にギュッ!と縮められないですし。これが土踏まずのアーチを刺激する運動になるんですね。……距骨ですって。また新しい単語が出てきた。難しいことばっかり言う。
距骨って、脚ではなく足の骨の一つです。人間の足の骨って確か、23パーツあるんでしたっけ?その中の一つで、足の大体ど真ん中にある骨です。足首と足の甲をつなぐ骨で、ベアリングみたいな役割をします。脚の動きと足の動きを連動させる骨なんですね。
これを持ち上げるのがショートフットエクササイズ。で、持ち上げられた距骨ってすごく安定する。具体的には、歩く時に(ここでは登山歩きではなく日常生活の歩き)母趾外転筋がきちんと使われて母指球が地面にちゃんと着き、体が前に進む時に横にブレない。まっすぐ着いた母指球は体の動きのガイドレールになる。そして足が地面から離れる時に足の指でもまっすぐ蹴れる。ここでも横ブレが起こらない。ショートフット続けてるとこんないいことがあります。あと貯金も100 万円貯まって彼女も3人できます!……雑誌の怪しい広告か。
さてここでまた別の話を始めたくなります。どんどん広がる話の輪。
距骨が安定するとこんなにいいことあるよ!そしてそういえば、山靴の中には距骨の箇所をピンポイントで狙って補助パーツを組み込んでいたのがあったような気がする。サロモンのクエストとかそうだったかも。柔らかい靴に多い印象です。山と道では、距骨だけ安定すれば捻挫は防げるような話をしていたような。
山靴って安定させる道具なわけでして、そして安定させるってことは足がグラグラしない。そのために足の裏全体であったり、モノによってはアッパーも含めた靴全体を硬くする。硬いから動かないよ!グラグラしないよ!という道具なわけです。この機能を「距骨だけグラグラさせなきゃいいじゃないか!」って、限定させたいのが距骨補助パーツ付きの靴なのかな。ということは、補助パーツの他の部分は柔らかくてグラグラするってことなのか。むしろ積極的にグラグラさせたい道具ってことなのか。距骨以外の場所をグラグラさせるとどんないいことかがあるのかな。
いくつか思いつくのですが、一つは歩きやすさ。この「歩き」やすさは、フラットフッティング、静荷重移動といった登山歩きのことではなくて、日常の蹴り出し歩き。これがやりやすい。もちろん柔らかい靴ってどれもこれがやりやすいのでしょうけど、距骨補助パーツをつけてやるとそこに安定性のサポートもできるようになる、と。他にはシンプルに軽くできるってこともありそうです。
そうかこういう靴なのかと、なーんとなく薄ぼんやりと理解できたつもりになりました。ここからまた登山歩きの話になったり個人的に抱え続けてきた疑問、もしかして現代ってもう、登山歩きをしなくてもいいんじゃないの?なんて話がまた出てくるわけですけども、さすがに長くなりすぎる。というか、既に長い。この辺でおしまいにしまして今回のまとめになります。
ぼくショートフットできるようになったよ!すごいでしょ!
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