タイトル通り、完全なる愚痴に終始する話です。目下、山岳気象大全を勉強中なのですが、これがどうにもはかどりません。
筋トレなら気が向いた時にヒョイッとやりますし、大嫌いなストレッチですら渋々とやります。読図については特に苦労なく取りかかれましたし、ロープについてもなんとなくながら取りかかれました。ヤマメシもそれなりにこなせていたり新しい料理を考えたりとするのですが、気象だけはどうもいけません。本を開こうという気にもなかなかなりづらい。
思えば山のことはどれも、これまでの経験の中に下地になってくれるものがありました。若い頃は柔道をやっておりまして、筋トレについての心理的な抵抗はほとんどありません。読図、ロープについては仕事で覚えたようなところがあります。2次元の紙に書かれたものを頭の中で三次元化するのはなんとなくできて、ロープにかかる摩擦や振れ方は会社で色んな物を吊り下げているうちに見当がつくようになった。料理は大して好きではありませんでしたが、妻の出産時に半年か1年だったかな?食事を作ったりしたことがありましたし。でも気象についてはなんの下地もありません。完全なる新しい勉強分野です。
天気予報見てないの?ですとか、学生の頃に理科や地学はやっただろう?ですとか、下地を積む機会はいくらでもあったはずなのに、それらをいかに疎かにしてきてしまったことか。あーあ、と我が事を残念に思うのですが、同時にもう一つ思うことができました。
年齢なのかもしれません。歳を取ると新しいことへ挑戦する意欲がそがれてくるという、アレ。
そろそろ五十が見えてくる年齢です。老いを語れるほど生きてはいませんが、それでも20歳の頃と比べると変わったことがたくさんあるものです。精神的にも肉体的にも。
登山は死ぬまで楽しみたい趣味と思っておりまして、体力的に衰えても苦にしないための歩行技術というのを最優先に考えております。でも将来的には、怖い思いをしないで山を楽しむために、新しく覚えないといけないことは今より増えるのでしょうね。気象もその一つ。足が遅くなると入山している時間が長くなるわけですから、いまよりも天候に関してわからなきゃいけない。オッサンだから保守的になるものだ、なんて言ってる場合じゃありませんですね。
さて、ひとしきり愚痴をはいた所でまた勉強に戻りましょう。……でもその前に筋トレやっちゃおうかな。小さい頃から勉強、嫌いでしたもの。
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山賀 進のWeb site
われわれはどこから来て、どこへ行こうとしているのか
そして、われわれは何者か
−宇宙・地球・人類−
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第2部−3−大気と海の科学
https://www.s-yamaga.jp/nanimono/nanimono-hyoushi.htm#大気と海の科学
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気象について、中学生から高校生を対象に易しくかつ詳しく説明されていますので、何かつまづくことがあれば関連ありそうな部分を齧ってみるだけでも参考になるかもしれません。
コメントありがとうございます。さっそく調べてみました。すごい情報量ですね!すぐにはとても読み切れないですが、ちょっと読んでみただけでも、より根本的なことが書かれている気がします。熱圏の気温が300℃でも熱エネルギーが低い話はついよく読んでしまいました。
教えていただいてありがとうございます。
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