海津市医師会病院開院25周年記念のセミナーがありました。わたしはこの病院が開設されてから4年間、初代院長として病院の立ち上げに力をそそいできました。招待状が届いたので懐かしく思い、出席してきました。
「みんなで取り組もう認知症対策」というタイトルで、岐阜大学医学部老年医学の犬塚教授の基調講演があり、その後総合討論。わたしにとっても避けられない話し、いずれ来るだろうその時に備えて、何か参考になる事は無いかと耳をそばだてて聞いていました。日本は世界一の長寿国ですが、後期高齢者の1/4が認知症ということで、長生きするのも考え物です。身体を動かすことが一つの予防になるというお話し、この先いつまで山登りが出来るか判りませんが・・・、出来るだけ長く続けていきたいものです。
セミナーの最後に聴衆の方々から幾つか質問がありました。本日の主題とは全く関係の無い質問が多く、まさに認知症そのものの方からの質問に対して丁寧に答えている今井院長、わたしにはとても真似の出来ない事だと感心して聞いていました。
医療を取り巻く環境が厳しくなっている今、地方の病院はどうすれば良いのか戸惑っています。最先端の巨大病院があれば事足りるわけではありません。地域の人々の健康を守るため、地域の中核病院が大事な役割を果たしています。地域住民がその必要性を訴えることが、地域医療を守るうえで重要であると感じ、海津市の医療がこの先も健全に育っていくことを願ってお話しを聞いてきた次第です。
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