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ウインドブレーカーを着込んで、いつもの河川環境楽園へ朝の散歩に行きました。
リンドウが最盛期を迎えていました。リンリンリンドウは濃紫（写真左）。
リンドウ（竜胆）、英名はゲンチアナ(gentiana)。
そこで思い出したのがゲンチアナヴァイオレット、リンドウの濃い紫色から名付けられたようです。学生時代、細菌学の実習で行ったグラム染色、最初に青く染めるために用いたのがこの色素、ゲンチアナヴァイオレットでした。医療の世界ではピオクタニンとして色々重宝されていましたが、現在では使用禁止となっています。
それはさて置き、リンドウは晴れると花びらを広げ、曇ると閉じてしまいます。萎んでいる時は筆のようで（写真左）、陽が当たると喜んで開き始めます（写真中）。雄性先熟。咲き始めは5本の雄蕊が集まって、雌蕊はその中に隠れています（写真右）。雌性期になると雄蕊が開き、雌蕊が伸びて柱頭が２分裂し受粉しやすくなります（写真左）。
北国では平地でも雪の便り、寒さに慣れるまで身体に気を付けて過ごしましょ。
