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フロアを車椅子で回っていて、担当の先生に声をかけられる。
カンファレンスで「少しづつ体重かけていくのではなく、もうギプスして全体重かけた方が良いのでは」という意見が出ているとの事。
「キズの具合が良ければだけれど、最短で水曜ギプスで土曜日退院」
頭の中が真っ白になる。
足首のリハビリ始まったばかりでギプスして固まらないのかが一番心配だった。
どこかでギプスはすることになるし、ギプスをした方が筋力は今の状態より使えるとの事。
他にも色々聞いて色々教えてもらったけれど、とにかく動揺していたので、元の状態に一番戻れるならと伝える。
2021年3月9日(火)
リハビリ時、先生にギプスが早くなりそうと伝える。
今の私の状態はだいぶ良いので、骨も圧をかけないといけないから骨を優先するのではとの事。
担当の先生の往診。
キズは良い状態なので、先にギプス決定。抜糸はギプスを取ってから。
決定したけどまだ悶々と悩んでいた。
とにかく突然の変化(特に自分にわからない事で)に弱い。
でも、大丈夫だから勧めるのだろうし、歩かない生活が長く続いてすべり症の痛みが出る事も心配だった。
早く歩けるようになった方が総合的に良いだろうと自分を説得する。
2021年3月10日(水)
朝、採血。
朝食後に担当の先生が来て「ギプスしちゃおう」
はやー!心の準備がまだできてなく(自分でも悪あがきと思うが)今日のリハビリをしてからとお願いする。
聞いてくださって先生に感謝。
退院は週末を考えているが、あとは本人の希望次第との事。
今日はシャワーの日。片足をつかない動作もだいぶ慣れてきた。
リハビリは順調との事。
退院を聞かれたので、土曜日になりそうと伝える。
いよいよギプスの時がやってきた。
実は、ギプスは石膏を水で溶いてひざ下まで固めると思い込んでいたので、驚きの連続。
硬い包帯のようなものを水で濡らして巻いていくと、あっという間にカチカチに。
巻かれた場所も上の方はふくらはぎの下部分まで。指も動かせるし甲に力も入れられる。
何より驚いたのは、終わってすぐに立ってみてと言われて恐る恐る立つと痛みも何もなく立てるし歩けるし。
えっ、うそー!ものすごい安定感。このギプスの巻き方は神業かと思う。
リハビリの先生から、ギプス後の松葉杖を使用した歩き方の指導を受ける。
足首の関節は動かないので指のトレーニングを頑張るように。
リハビリにフロアを歩いてみる。杖なしでも歩けそうな走れそうな(もちろんしないけれど)。そんな気がするくらい快適。
2021年3月11日(木)
昨日から松葉杖で歩き始めただけなのに正常な方のふくらはぎが筋肉痛になりびっくり。
ギプス前の不安がうそのように快適だけれど、やはり変化の速さに不安が大きく退院日に悶々とする。
先生は週末を考えているが後は本人次第と言っていたので、お願いして退院をもう少し延ばしてもらおうか?
でも、大丈夫だから退院になったんだろうし、そうならベットは次の必要としている患者さんに空けないと。私もそうして治療してもらえたわけだし。
元の日常生活に戻る事が最終目的なんだからと色々考えて退院は土曜日のままでと決心。
2021年3月12日(金)
長く歩くとちょっと痛くなるけど、手術の痛みか表面が擦れて痛いのかわからない。
微妙にギプスの中で上下にかかとが動くような気がする。むくみが減ったから?
リハビリは階段の練習、片杖で歩く練習。杖なしでも歩いてみる。
痛みが出たら休んで歩けるだけ歩いて良い。
指の曲げ伸ばしをとにかく頑張る事。
松葉杖が1本の場合は正常な足側で持つ。山で骨折した時、拾った枝をどっちで持ったら良いのか悩んだ答えが出た。
今日はシャワーの日。ギブスで足もつけるようになったので楽々。
明日の退院の手続きの説明を受ける。午前中の退院。
夜、担当の先生が来てくれる。
骨にとっては圧をかけた方が良いので良く歩く事。
(やれとは言わないけど)全体重可というのは片足立ちして良いという事。
来週の金曜日に外来でギプスを外して抜糸との事。
担当の先生に最後に挨拶できて良かった。何より様子を見にきてくれたのが嬉しかった。
明日はいよいよ退院だ。
明日の天気予報は暴風雨・・・!