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ときは移ろい、シェラ・カップも陶器に... 】
皆さん、山で飲むコーヒーお茶にはどんな器で飲んでいますか?
「シェラ・カップ」はご存知ですよね。シェラ・カップの由来は「シェラクラブ」という米国の自然保護団体が1900年初頭に会員のために配ったステンレスの小さな器が元祖。歴史的にはもうかれこれ一世紀を経た代物である。
日本にはいつ頃渡来したものでしょうか?戦後の米・進駐軍絡みでしょうか?それとも昭和40年代かな? だがS40年代、私の周囲でシェラ・カップは未だ誰も持っいなかったな。
今では材質もステン・チタン・真鍮等々よりどりみどり。
シェラ・カップの好さは無造作過激に、頓着せずに使えるところが金属製の強み。
だがアルミやステンはいけませんな。無機質な金属感丸出しで、見てくれが味もそっけもなく美意識に欠けることこの上なし。
私もステン製、真鍮製と使いまわし、日本人の遺伝子でしょうか今は磁器・陶器に落ち着いて・・・。
磁器・陶器は温かみがあって身の丈に合って使い勝手が好い。
かって山仲間と焚き火を囲み、、飲み食い駄弁し、手にはいつもシェラ・カップが。
シェラ・カップの用途はコーヒー・紅茶・日本茶にも使用したが、私的にはお茶のコップにシェラ・カップは雰囲気がど〜もネ。が、山中でのおにぎりパクつくときの味噌汁やスープの容器にうってつけ。落そうが、転がろうが剛健無比な器である。
蛇足ながら韓国人は。箸も茶わんも、食器類もステンレスを使っているそうな(だからといって他国の文化に対する批判、内政干渉いたしません、お好きにどうぞ。でしょうか)
こんな器にも日本人の民族性、美意識が強く出ますね。わたしの年齢もあるのでしょうか?愛用してきたシェラ・カップも今は遠い昔のお話。いつしか日の目を見ないでお蔵入り。今では山のお供に小粋な『磁器・陶器』ある意味において”先祖返り”?
「ワビ」「サビ」とコマシャクレタ台詞は吐きたくないが、リュックの中に破損を覚悟し、お茶用に『タコ唐草のソバチュコ』コーヒー用に『白磁モドキ』が納まっている。
そうそう、山行のお供に、昔から面倒でもこれだけは妥協しないのが“淹れ立てコーヒー”
山の中で疲れた身体に、手心の加わった温かみのある『器』での”一服”は心も落ち着き癒されますもの。
【添付写真は】
・真鍮製のシェラ・カップ
・今愛用しているのがシェラ・カップモドキの白磁風の陶器(益子焼)
・お茶タイムにソバチョコ愛用。グビリと寝酒のウイスキーに好し、チビチビ日本酒を飲むのに好し。
山中で陶器の破片が流れ出てる時があり先人の生活に触れる時があります。元は土ですから自然にも優しいですよね。
ranger9-1 今日は。
コメントを読み大昔の平家落ち武者話を思い出しました。
「上流からお椀が流れて・・・」のあのお話(笑)
やはり使う器も日本的なものに落ち着いてきて・・・。
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