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高山から白川郷まではバスで1時間弱の道のり。
白川郷は『日本の故郷』などといったありふれた代名詞の”雄”として必ず登場する観光地。
この日もバスには多くの渡来人で大賑わい。世界遺産登録以来飛躍的に脚光を浴び、いまや日本観光の一大拠点に様変わり。
村の集落を一望できる高台は格好の撮影スポット。
古い伝統集落でありながら、なぜか村がピカピカに光り輝いている。
しっとりとした情感があり、住んでいる人々が皆でワイワイ言いながら自分たちの生活を愉しんでいるような雰囲気に満ちている。観光客の賑わいが村をそうさせているのでしょうか。今では合掌造りは村の貴重な観光資源。
ご先祖様から脈々と受け継がれてきた合掌造りの茅葺は囲炉裏の炎が絶やさず、燻されることにより天井も柱も煤で染まり、それが防虫効果を発揮し、茅葺屋根の吹き替えは50年は不用だったと伝え聞く。
現在は、囲炉裏の煤けた生活から蛍光灯と電化生活にとって代わり(無論未だに火を絶やさない家々も多く残っているが・・・) 囲炉裏の炎、煤もなくなったことにより虫が発生、茅葺はたちまち傷み、最近は25〜30年頻度で葺き変えるそうな。
囲炉裏に薪が赤々と燃え、鉄やかんがチンチン湯音を点てている。これらアイテムは村の方々の計算づくの観光客へのサービスということになる。
村の方々は、我々が考えている以上に”裏”では都会の人と変わらぬ満ち足りた快適な生活を営んでいる(合掌裏隣に現代的な家屋。そりゃあそうだわな)
江戸時代でもなし、住む方々も現代分明の恩恵を受け、生活する権利は当たり前のことである。
何はともあれ合掌造りの家並みを巡り歩き、煤まみれの大きな柱から、この地の伝統文化の厚みが伝わってくる。大昔からの伝統が未だに残り、そこに暮らす人々の不逞の精神はそのままのようだ。
今風の価値観尺度から眺めると不便だろうが、合掌造りの家屋にも、意外や生活の原点、叡智が隠されているような気がするのだが…。
写真は白川郷集落を一望できる撮影スポット
高山・飛騨民俗村の夜風景
tokusandesuさん、こんばんわ。
昨日は郡上八幡まで出かけていて
そのまま高山、白川まで足を延ばそうかなと
思いつつ、大雪の予報が出てたし、
諦めたんですが、やはり白川郷はいいですね。
アフリカの原住民だって西洋人観光客の
求める原住民像を見せるために、
わざわざ仕事着に着替えるなんてのも
ありましたので、囲炉裏で生活している風は
普通にありなんでしょうね。
k-yamane さんおはようございます。
郡上八幡の雪景色も好かったでしょ。私も大好きな町ですよ。
東京から安さが取り柄の高速バスで安房峠を駆け抜け高山へ。
高山〜古川〜白川郷は冬が断然お勧めですね。
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