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2019年02月06日 18:31山の足跡全体に公開

日光 雲竜渓谷の氷瀑

 【 日光 雲竜渓谷の氷瀑 】

二月に入り寒さも佳境。日光「雲竜渓谷」も凍てついたころだろうと推参。
雲竜渓谷は東照宮のお隣、稲荷川沿いが渓谷への入口。

厳冬期の2月初頭なのに嘘のような陽気。完全防寒姿の身にはいつしか汗ばむ。稲荷川展望台から砂防ダムとしては日本一の規模の日向砂防ダムを眼下に望む。天気も幸い、女峰山、赤薙山も目の前に大きく立ちはだかり、しばし景色を堪能。
我が身ぐるみを剥ぎとりフリースの軽装に。滝尾神社からの林道歩きは単調なれど鼻歌さえも・・・。

同門岩から渓谷に足を踏み入れ、アイゼン装着と思ったが、雪質が緩く今しばらくこのまま進む。 
岩のむき出し、沢の水が流れる谷筋は雪も覆いかぶさり慎重に歩行。
所々でバランスを崩しヒヤリとよろめく「歳かな?!」と独り言。身の危険を感じアイゼン装着。 
急斜面を登るわけでもなしピッケルはお留守番。ストック二本が渓谷を歩く身体のバランスに大活躍。

「友知らず」入口到着(「友知らず」とは面白い地名だね)
谷の左右が深く切れ落ち巨大な氷壁が眼前を覆う。青々としたツララがドド〜ンとお披露目。両岸は怖〜い氷壁の壁。くわばらくわばら。

昼前、雲竜渓谷核心部到着。ただただ氷りの世界を彷徨い、意味もなく「すごい!」ふ〜うっと息を吐き出し溜息吐息。出てくる言葉は感嘆詞のみ。 
目の前の氷瀑を目の当たりにし、豪華絢爛 欣嬉省躍 風光明媚 阿鼻卿乱。

雲竜渓谷は周囲が谷底、一日の日照時間が短いため、斯様な氷柱の様相となる。
氷の厚い領域壁は吸い込まれそうな透明感あふれるブルーの色あいに引き込まれそうになる。
氷爆と化した滝壺の様相に目を奪われ、意味もなくおバカギャルの如きただただ「すご〜い!」
鍾乳洞のように垂れさがる圧倒的氷の造形美に目を奪われ「う〜ん!」

凍てつく氷爆の塊を観て「雲竜渓谷」の名前の由来は、この氷の造形からだと確信。
もし氷の世界でしばし戯れたいのであれば大事な脳天を守るヘルメットは必需品。オオット言い忘れていました。この谷に冬季分け入るのなら、万が一ということもあります。私のように無鉄砲な単独行は止めなさい!

【写真は…】
・雲竜渓谷入口「友知らず」
・雲竜渓谷核心部の氷瀑。ひょっとして、この押し寄せるような氷瀑の様が「雲竜」の名付け親なのでは?と思った次第。
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