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昨日のニュースで桜前線が津軽海峡を渡ったと報じている。北海道もようやく待ちに待った春が始まる。北国の方々の喜びはいかばかりかと察せられる。
小生も青春を東北の小都市で育ったこともあり、雪が消え、地面が顔を出し、その地面が陽の光で陽炎が上がる様を眺め子供心に嬉しくなったものである。
福島車中泊での花巡り。家出し今日で何日目かな？世間を考えない寅さん的旅烏の日常なんてこんなもの。
さてやってきました満開の花咲きそろう「会津若松 鶴ヶ城」
春陽の下、満開に咲き誇っている鶴ヶ城と桜との組み合わせは絶妙極まる美しさだ。なぜか「タガが外れる」という文言が脳裏に浮かんだ。
意味するところは緊張がゆるんだり、歳を重ね気力や体力能力が低下すること。
鶴ヶ城の桜の下を歩いていると我が身のタガが外れ緊張感も失せ、ノホホンと腑抜けになって花見を楽しむ私がいる。 「咲き誇る桜は、タガが外れたように美しい」
それにしても桜はヒトの感情を高揚させる。花ならすべて満開に咲きそろうときこそ最も美しいが、散るときは老残を晒し醜く散って行く。が、なぜか桜だけは見るものを惹きつけ散るときも美しい。
世間では、花見が身に染みるのは御歳のせいだと揶揄するむきもあるが。（的を得ている）
芭蕉の「さまざまのこと思い出す桜かな」の句もそんな心持だったのかな・・・・・。
城内に入り、石垣の上に上がると桜に包まれた天守閣が浮かび上がる。
戊辰戦争で散った”もののふ�瓩糧瓩靴澆厘�哮が聞こえてきたような・・・。
・サクラに包まれた鶴ヶ城。お堀からの山は飯豊連峰
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