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サクラ巡りからチョット寄り道。向かった先は喜多方の西、蕎麦で名の知れた山都町。
奥山山越えやってきました飯豊山麓の奥地「沼の平」の福寿草。
僅かな谷間に藁葺の家。清冽極まる澄んだ空気が美味い。いくら吸い込んでも無料とあって大きく深呼吸。空はどこまでも透明、土と水と風と穏やかな時間だけが待っていた。
沼の平の福寿草は日本最大の自生地。山野に100万株以上の福寿草が乱れ咲き。自生地は黄金の絨毯を敷き詰めたような花模様。
目の前に聳える飯豊連峰は深い雪に包まれている。
沼の平で地元の方と談笑。彼曰く「ここは何でも顏を出す。クマにカモシカ、ご先祖様のエテ公（サル）エテ公なんざ俺たちの親戚だ！」とほざく。
さて「沼の平」の北15キロ先は残雪抱く「飯豊連峰」
沼の平で県境地図をみていたら「んん？ なんだこのミミズが張ったような県境地図模様は？」
福島・新潟・宮城、三県の県境を持つ飯豊山。常識的に飯豊山頂は山形と新潟の県境となるが「三国岳」「飯豊山」「御西岳」の山頂の県境稜線は、摩訶不思議な県境が複雑怪奇にミミズ模様に細く入り込んでいる。一体なぜこのような県境になったのか？ 喜多方でさっそく調査開始。
（ちなみに町観光案内氏によると、年に何人も私のような”暇な疑問氏�瓩�訪ねてくるそうな）
こんな”ミミズ県境�瓩砲覆辰人�由は、山麓の飯豊山神社は古くから山都町に鎮座（会津藩）
飯豊山頂に祀られている奥の院は当然福島県（山都町）飯豊神社の”領土”であると新潟県と県境紛争。
揉めに揉め、お上の裁定を仰ぎ、県境確定したのは紛争勃発20年後のM４０年。以上がミミズ模様県境となった奇妙奇天烈県境のあらまし。
そんなことで、福島県の”領土”は三国岳〜飯豊山〜御西岳までの県境稜線は、幅が僅か数百メートルの入り組んだミミズ県境図顛末に。
（詳しくは県境地図をご覧あれ）
【添付写真】
・「沼の平」の福寿草
・ミミズ模様の県境地図
・山都町から眺める雪を抱く飯豊連峰
福寿草の群生、凄いですね。
日本一やね。こんなの、見た事ないです。では、また。
komariku さん今晩は。
日本一の福寿草。都会から大きく外れた山奥ですから、これだけの広大な福寿草が守られ、残されてきたのでしょう。
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