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確かに橅平(ぶなだいら)の錦色に染まった橅平を眺めれば、数ある紅葉の名所の中でも筆頭株間違いなし。そして尾瀬沼、燧ケ岳、草もみじ、池塘・・・。
これらに錦繍(きんしょう)の美が華を添えるのだから紅葉の佇まいが豪華絢爛雨アラレ、景色が非凡になろうはずがない。
能書きはほどほどにして桧枝岐に来たからには当然尾瀬の豪華絢爛万華鏡の世界に足を踏み入れて秋色染まる尾瀬の景色を堪能しましょうぞ。
尾瀬で私の最もお気に入りが「燧裏林道」
燧裏林道の癒し空間「横田代」でコーヒータイムを目論んだわけでして。
燧裏林道「横田代」でコーヒーを飲んで引き返す予定で歩きだしたのだが気がつけば我が身は燧ケ岳の周回コース、およそ20km、8時間半の長〜い“尾瀬お疲れ彷徨”となったのでありまして・・・・・。
前夜の雨も上がり麗らかなる秋晴れだ。桧枝岐から橅平への桧枝岐川沿いの岸辺に生い茂るススキの膚が前夜の雨露できらきら揺らいでいる。路面の黄ばんだトチの大きな葉がさながら絨毯の如し。燧裏林道の秋は静寂の極み。
ダケカンバの幹は白く輝き、カラマツも黄から赤色に変わろうとしている。ダケカンバとカラマツの色合いは趣が異なり好対照。小生の心持ちがご機嫌麗しくなるのも当然の帰結。
燧ケ岳の頂に漂う白い雲にも活気があるように見えるのも、久しぶりの尾瀬散策で気分も高揚しているからだ。
見晴らしを過ぎ段小屋坂の樹林帯の上り道。御池からこの間およそ10km、5時間。疲れも増し、一度我が身に”活”を入れなおし色即是空、六根清浄。(なんのことやら)
前夜の雨で木道が滑るのなんの、一度無様にスッテンコロリン(年です)
尾瀬沼長蔵小屋の傍らから望む燧ケ岳の雄大な姿を仰ぐとき、感嘆の声しきり、地塘を前景として雲の掛る秀麗な燧ケ岳の情景にただただ見惚れるばかりなり。
かって秋のこの時期、見事な紅葉満艦飾に魅せられ沼山峠から御池までのバス乗車を拒否し、車道7kmを歩いたことがある。今はそんな気力は思いもよらぬ。ただただ遠い追憶の淵に・・・
帰路、大好きな木賊温泉にドボン!するべくアクセル全開気持ち勇んで猛進すれど、台風19号で被害甚大、木賊温泉の湯船は阿鼻狂乱の目も当てられぬ惨状被害。
【写真は10月末日の尾瀬ヶ原】
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