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早朝、奈良井宿から塩尻着。ここまで来れば常識人間は諏訪湖に下り諏訪の温泉に降臨。これ世間の常識。が、世間の常識は蚊帳の外、浮世離れした男一匹（私です）何を血迷ったか、踵を返し「上高地」を目指し一目散。
やってきました「上高地」ここでチョット寄り道、上高地の地名蘊蓄をば一席。
「上高地」の名称は意外や古いことでもない。昔、地元で呼ばれていた”本名�瓩蓮嵜棲斉癲廖嵜棲斉癲廚箸鰐誠世諒羚蘯劼虜弯澄Α嵎羚盡�命」（ほたかみのみこと）が穂高岳に降臨したことによる。そんな由来から「神降地」「神河地」とも・・・。呼び名はいずれも「かみこうち」
世間に認証、今唱えられている「上高地」の字面が最も軽薄陳腐安っぽく感じられるのだが・・・。
大正池も年々土砂の流入で見る影もなく小さくなっている。湖面に林立していた枯木も減っていまや往時の大正池の面影はどこへやら。
大正池から徳沢へ向かうに従い周囲の景色山容も変化する。訪れた上高地は晩秋とあって山々の秋色景色は色あせている。燃える紅葉の葉はハラハラ舞い降り、歩く山道はさながら枯れ葉の絨毯化。
目の前に明神岳の岩稜がせり出している。壮麗な山である。
梓川はみるからに清流だ。歩いているとお日様の移動につれて山並みや谷筋が微妙に表情を変えていることがよくわかる。雲が流れて陽光が射したり雲隠れしたり・・・。
上高地と穂高の景色を眺め、漢字を並べるとするなら「噫絶景奇観決定版感涙撮影聖地」となりましょうか。漢字を並べこねくり回したが、要するに「ああなんと美しい絶景の地よ！」と言いたかったわけでして。
� ＿脇原兇�らの穂高の峰
�◆’愀覆隆篳�は明神岳 中央に河童橋
�� 大正池と焼岳は上高地の”玄関顔”
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