混雑を避けるならお近くの「昭和の湯」ですぞ 】
二週間の、晩秋旅の初日は奥日光で朝を迎える(10月25日)
戦場ヶ原は上高地と同じ標高1400m。朝晩の冷え込みは寒いのなんの。雪でも降られ、雪に埋もれ春まで越冬ツバメにでもなった日にゃあ かなわんコッチャ 早々に退散だ。(奥日光は11月5日に初雪が)
小粒車にムチ振り金精峠を駆け下り沼田へ移動。
群馬は名うての♨温泉の 宝庫が目白押し。沼田周辺でも「水上」「猿ヶ京」「四万」等々、温泉オタクには応えられない地域。
奥日光から「日本ロマンチック街道」なる、こましゃくれた名の街道を駆け下りれば、道の駅「白沢」は車中泊の方々の定番宿泊地。
「白沢」は温泉施設「望郷の湯」が隣接し、多くの車中泊氏は、奥日光に駆け上がる前に「望郷の湯」に身をくねらせ一夜の安眠を得るのでありますね。
そんな立地条件の優れた温泉施設とあって、いつ訪れても湯舟は混雑飽和状態。
で、コッソリ穴場の温泉をお教えしますネ。
そんな混雑を嫌うワタシは「白沢」で一夜の宿を乞うも、ユッタリ湯浴びをしたいがため、面倒だが川を挟んだお隣、昭和村の「昭和の湯」を訪れるのがいつもの倣い。
「昭和の湯」は道の駅「白沢」から僅か5〜7km。
18時を回れば400円。年配者は200円と、懐事情の厳しい御仁(私のこと)には嬉しい限り。
湯舟でウットリ悶絶しているワタシに、頭にタオルを巻いた入道雲のようなオヤジが「どこから来なすった」と誰何。
「へェ 千葉のド田舎村からです」
「オ〜 どうりで垢抜けしていなさる」
「いやいや どうも 恐れ入ります」
「で 観光かいな?」
「ヘィ 老後に備えて、温泉の下調べでして」
「オヤオヤ 結構な御身分じゃないの」
「どうも 地域の方々にはご迷惑をおかけしてます」
「いやいや気にしなさんな、あやかりたいものよのう、ところでどや、おらん家の出戻り娘はいらんかね」
「いやぁ〜嫁さん一人持て余している身、これ以上増えるとわが身がもちません」てなやり取りが、湯船で汗をかきかき続くのでありました。
湯上りはいつもの倣い、片腰に手を当て、ビン牛乳をウグウグゴクリと飲むと、眠っていた胃腸も眠りから覚めズズズズと胃の腑がよじれ喜びに悶えた。
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