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2020年11月20日 10:57山の足跡全体に公開

秋色に染まる霧ケ峰は雲上の別天地

【 秋色に染まる霧ケ峰は雲上の別天地 】

晩秋と言いましょうか、初冬となりましょうか、この時期の霧ケ峰は訪れる登山者も少なく山道もいたって静か。耳を澄ませば風の音と小鳥の鳴き声。静けさの山はいいものだ。
霧ケ峰の最高峰は車山(1925m)最高峰とは申せ、バス停で下車すれば目の前が山頂の「車山」 霧ケ峰は何度か訪れているお山「車山」は大八車の形に見えることから「車山」

散策ルートは「八島山荘」〜「鷲ヶ峰」〜草紅葉の「八島ケ湿原」〜「物見岩」〜「沢渡」〜「旧御射山」
「鷲ヶ峰」への登りは、ススキも、斜面の草付きも秋草色に染まっている。穏やかな起伏の少ない山道で、山頂まで終始展望が望め稜線漫歩が楽しめる。
山を下って八島ケ湿原を漫歩。湿原は泥炭層からなる高層湿原。1年に1ミリ堆積。現在の泥炭層の厚みは8・5m。ってことは、氷河期が終わって間もなく、八千五百年以上の累積層か。気の遠くなる歳月に瞑目合掌ものだ。

湿原からひと汗かいて、大きな岩の「物見岩」で一休み。テルモスから注ぐレモンの濃い紅茶が美味い。仙人はカスミを食らい生きていけるが、こちとら生粋の生身の人間、カスミじゃ我が身が持たぬ。

霧ケ峰は樹林帯のない穏やかな高原山容。とてもじゃないが溶岩台地と思えない出で立ち。が、休憩している目の前の「物見岩」が火山の痕跡であることを語っている。

旧石器時代以降の遺跡「旧御射山遺跡・もとみさやま」まで下りると、カラマツが黄金色の艶やかさ。ススキそよぐ冷ややかな秋風を浴びていると生き返る心持ち。木漏れ日も風と共に耳元を撫でいい気分。爽快である。

山を下って、当然一目散に諏訪湖の温泉へ。この日チョット贅沢、歴史的建造物温泉施設「片倉館」の千人風呂にドボン!

・秋色に染まる鷲ヶ峰
・八島ケ湿原
・火山の置き土産「物見岩」
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