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鹿児島と問われれば、直ぐ思い浮かぶは「西郷さん」に「開聞岳」
海面から浮き上がるその容姿に「薩摩富士」の呼称が名付けられるのももっともなこと。
私的時効話だが、昔、鹿児島に出張を命じられたとき、仕事そっちのけで真っ先にしたことは、鹿児島のホテルに山道具を送付。出張費を小細工活用?レンタカーを縦横無尽に駆使し、開聞岳、霧島の山々を闊歩したことを懐かしく思い浮かぶ。(出世志向の御仁は真似しないようにね)
先ごろ地元の古い蘊蓄本を読んでいると、開聞岳には多くの山名別称が地元によって名付けられていることを知った。曰く「筑紫富士」「枚聞岳」「枚聞山」「空穂島」「補陀峰」「金畳山」「薩摩富士」長主山」「海門岳」「筑紫美芙蓉」「鴨着島」「連花山」
(それぞれ名付け理由があるが、長くなるので省略割愛)
「開聞岳」 「結んで(閉じて)開いて」
よくよく字面(意味合い)を眺めてみるとなんとも面妖な山名だ。昔、地元薩摩の山男が「開聞岳の本名は『枚聞・ひらきき』と地元では・・・」と、耳にしたことがあるが…。
山麓のカルデラ湖の「池田湖」も、古くは「枚聞の御池(ひらききの御池)」と伺ったことがある。
なるほど、開聞岳の山麓に「枚聞神社・ひらきき神社」が建っている。神社の背後に開聞岳の美しい稜線のシルエット。
大和の三輪神社(大神神社)は背後の「三輪山」をご神体としているが、枚聞神社の縁起謂われも、開聞岳をご神体とする山岳信仰に根ざした神社なんでしょうね。
「枚聞(ひらきき)」も、時を経て「開聞・ひらきき」となり、即ち「開聞・かいもん」に名前が転化したようだ。
ちなみに、開聞岳は海彦(海幸)山彦(山幸)伝説発祥地なんでありますね。。
・添付写真は地元町観光誌から盗撮添付
-tokusan-さん、こんにちわ。
ひらきき神社も元々は開聞岳の
中程にあったものが、噴火で壊滅、
現在地に移ってきたそうです。
衛星写真などで当時の場所を特定
するなどしているそうですが、
未だにわからないと、宮司さんが
おっしゃられていましたね。
ひらきき神社の御神体が開聞岳ですから、
さて、本名はなんというのでしょうかね。
気になるところです。(╹◡╹)
k-yamaneさん今晩は。早速のご教示ありがとうございます。
k-yamaneさんのお話から、ひらきき神社を覗いてみましたら載っていました。なんと遥か神代の御代、貞観年間(860年)の噴火により現在の場所に遷座されたと・・・。
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