青森県最低山「稲荷山」を登る

【　青森県最低山「稲荷山」を登る　】

天皇山を登り、亀ヶ岡縄文遺跡、十三湖を経て半島の北、中泊町「小泊」に。
小泊の位置する津軽半島北部は、アイヌの方々の痕跡濃厚な地。
小泊の地名もアイヌ語のポン・トマリに由来。「小さな港」の意とか。小泊は北前船の時代に繁盛した港である。

さて、津軽の生まれし太宰治。彼の作品でもっともお気に入りが『津軽』『津軽』は故郷の津軽賛歌に満ちている。
小泊訪問目的は、太宰の足跡を辿るといった懐古でもなく、青森県最低標高のお山「稲荷山・41ｍ」を制覇しようとの、暇人の趣味的野望からである。

小泊漁港の丘の上が稲荷山。石段を登ること5分、汗をかく暇もなく青森県最低山の山頂を難なく制覇。眼下に小泊漁港が見下ろせ、海岸景観はなかなかの眺望、風光明媚。
そんなことより胃袋が”時の声”を伝えている。胃の腑を落ち着かせるため訪れた「小泊海岸」なる食堂で、メバルの煮つけを食したら、胃が歓喜に震えタラコラ踊り狂った。メバルの煮つけは小泊の白眉でしたよ。

・青森県最低山「稲荷山・４１ｍ」
・稲荷山から　眼下に小泊漁港